第4回チャレンジ賞・サフラン賞 受賞者

サフラン賞 定家 陽子さん
チャレンジ賞 南沢 創さん


 去る8月29日に第4回 チャレンジ賞・サフラン賞の選考委員会を開催しました。慎重なる審議の結果、チャレンジ賞には南沢 創(みなみさわ はじめ)さん(33歳)、サフラン賞には定家 陽子(さだいえ ようこ)さん(35歳)が満場一致で受賞者に決定いたしましたことをご報告いたします。

 南澤さんは長野県出身。弱視で高校まで普通校に学ばれましたが、大学受験期に視力を失いました。高校卒業後、盲学校の専攻科音楽科に進み、武蔵野音楽大学(ヴァイオリン専攻)、同大学院を経て、音楽教諭となって5年目。今年の4月に転任し、現在、栃木県宇都宮市の公立中学校で教鞭を執る傍ら、演劇部の顧問として生徒たちとミュージカルを創作し、うつのみやジュニア芸術祭に向けて練習に励んでいるとのこと。教育現場における子どもたちとの関わりに難しさを感じさせるニュースが毎日のように飛び交う昨今、視覚障害がありながらも普通校で教師として日々奮闘し、生徒と向き合う姿が評価されました。

 一方、定家さんは神奈川県出身。盲学校高等部卒業後、恵泉女学園大学、東京女子大学大学院(現代文化専攻)に進学。ボストン大学への留学を経て、恵泉女学園中学・高等学校で講師として英語と海外からの留学生に対して日本語の授業を担当。7年間勤務し、惜しまれつつも今年の3月で退職されました。5月からはJICA東京国際センターに勤務し、持ち前の語学力を活かして、海外研修生のための研修コースの計画・立案、実施、評価などのコーディネートをされており、今後、更なるご活躍が期待されます。また、定家さんは盲導犬ユーザーであり、ご家庭にはご主人と3歳になるお子さんがいらっしゃいます。

 なお、お二人の贈呈式は11月11日(土)杉並公会堂グランサロンにて当センター発足20周年記念式典内で行いました。

 南澤さん、定家さんにつきましては、『視覚障害――その研究と情報』No.221でも紹介記事を掲載いたしました。ご関心のある方はぜひこちらもご一読ください。

サフラン賞並びにチャレンジ賞選考委員(50音順)

阿佐光也氏(日本基督教盲人伝道協議会主事)
榑松武男氏(KGS株式会社社長)
笹川吉彦氏(日本盲人福祉委員会理事長)
田中徹ニ氏(日本点字図書館理事長)
高橋実(当センター理事長)

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