平成18年度
競い合い、助け合う コンサート
―羽ばたけ視覚障害音楽家たち―

――コンサートと講演会――

主催:社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター
後援:毎日新聞社点字毎日・杉並区
助成:日本自転車振興会

この事業は日本自転車振興会「競輪公益資金」の補助を受けて開催しました。

開催日程

競い合い、助け合う コンサート in 東京
2006年11月11日(土) 12:30開場 13:30開演 入場料 3000円
杉並公会堂大ホール
杉並区上荻1-23-15  TEL 03-3220-0401
競い合い、助け合う コンサート in 神戸
2006年12月2日(土) 12時30分開場 13時30分開演 <入場無料>
ピフレホール長田
神戸市長田区若松町4丁目2番15号(ピフレ新長田3階) TEL 078-621-1120
競い合い、助け合う コンサート in 広島
2007年2月24日(土) 12:30開場 13:30開演 <入場無料>
広島YMCAホール 国際文化ホール
広島市中区八丁堀7−11 TEL 082-227-6816

「私の想いに耳を傾けてください」

社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター 理事長 高橋 實

 今年も「競い合い、助け合う コンサート」のシーズンがやってきました。今回はセンター発足20周年記念事業と合わせて実施することになりました。11月11日(土)東京都の新装なった杉並公会堂大ホールで、12月2日(土)神戸市の神戸ピフレホールで、2月24日(土)広島市のYMCAホールで開催することになっています。この事業は日本自転車振興会の補助を受けて16年度から始めたもので、同年は名古屋・大阪・東京で、17年度は札幌・福岡・東京で行いました。

 18年度の「in東京」には、ソプラノの大石亜矢子さんと和太鼓の片岡亮太さん、鍵盤付きハーモニカの大胡田裕さんをメーンに、特別ゲストとして、若手ヴァイオリニストの川畠成道さん、アメリカを中心に音楽と福祉活動を行っている加納洋さん、女声コーラスのコール・トゥインクルスターにご出演いただき開催します。

 よく「芸術の世界も実力の世界だ」とか「晴眼者も厳しい競争社会に生きている、視覚障害者だといって甘えているようではダメだ」といった意見も聞きます。

 私は、音楽に限らず、視覚障害者にチャレンジするチャンスをたくさん提供しなければならないと思っています。チャレンジするためには、切磋琢磨して技術を磨かなくてはいけません。でなければ、折角与えられたチャンスは哀れみと同情を買うことになってしまいます。これほど情報化社会だと言われる時代でも、私達、視覚障害者には選択できるほど必要な情報は飛び込んできません。皆さんが街中を歩いたり乗り物に乗ったりした時に、見ようと意識しないのに目に飛び込んでくる情報は、覚えられないほどたくさんあると聞きます。情報の8〜9割までが、視覚を介して摂取されると言われます。「〜でいつオーデションがある」「コンテストが〜で行われる」「演奏会や教授を公募している」と言った類のものは、視覚障害者には簡単にキャッチできません。

 私事で恐縮ですが、「盲人=針・灸・按摩」という職業教育に反発して、路頭にさ迷うこと3年、やっと新聞記者という目標をつかむことができ、それを目指して1954年進学しました。卒業後、またも就職浪人を2年してようやく待望の毎日新聞社点字毎日に入社することができました。その大学ですら1949年まで視覚障害者は入試を受ける資格が無かったのです。1973年になってようやく、司法試験と東京都の公務員試験、その後、教員採用試験にチャレンジできるチャンスが与えられ、1991年に国家公務員試験も受験できるようになりました。これらはすべて粘り強い運動の賜物ですが、忘れてはならないことは、幅広い支援と理解があったらばこそです。

 言うまでもなく、音楽などのチャンスは、「運動」ではなく、あくまでも「理解と支援の輪」が基本です。センターは1996年、社会福祉・医療事業団の助成を受けて「夢に向かってパート1――視覚障害音楽家によるコンサートと交流会」と、翌年にその「パート2」を開きました。これからも事情の許される限り、全国各地で視覚障害音楽家のひたむきな努力が結実するような機会を作っていきたいと思いますので、皆さまの一層のお力添えをお願いする次第です。

お問い合せ・ご連絡はセンターまで
  TEL 03-5310-5051
  FAX 03-5310-5053
    MAIL mail@siencenter.or.jp


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