競い合い、助け合う コンサート2012――羽ばたけ視覚障害音楽家たち

競い合い、助け合う コンサート2012
――羽ばたけ視覚障害音楽家たち

 

主催:社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター
助成:財団法人JKA
後援:杉並区

 財団法人J K A競輪補助事業「平成24年度障害を持つ人が幸せに暮らせる社会を作る活動補助事業」である、「競い合い、助け合う コンサート2012――羽ばたけ視覚障害音楽家たち」を、来る12月1日の土曜午後、東京都杉並区の勤労福祉会館ホールで開催いたしました。

出演者

綱川 泰典(フルート) 大内 雅美(フルート) 三好 明子(ピアノ)
橋本 夏季(ソプラノ) 奥 千歌子(ピアノ)
コール・トゥインクルスター(女声コーラス) 三好 明子(ピアノ)

演奏予定曲・出演者プロフィール

→こちら

開催日程・場所

2012年12月1日(土) 13:30開場 14:00開演 16:00終演予定

西荻地域区民センター・勤労福祉会館ホール(杉並区桃井4-3-2)

◇中央線 西荻窪駅下車 徒歩15分
◇中央線 西荻窪駅下車、井荻駅行きまたは荻窪駅行バス「桃井四丁目」下車

◇中央線 荻窪駅下車、バス0番・1番乗り場から乗車「桃井四丁目」下車

◇西武新宿線 井荻駅下車、西荻窪駅行きバス「桃井四丁目」下車

勤労福祉会館ホールの地図

料金

一般3000円  学生2000円 ペア3500円(前売りのみ)

ペアチケットは「一緒に入場すること」だけが条件のお得なチケットです。
ご夫婦で、親子で、お友達同士で、障害のある方と付き添いの方で、ぜひ一緒にご来場ください。前売り限定です。

「私の思いに耳を傾けてください」

社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター 理事長 高橋 實

 「今年こそは」と決意を新たにして迎えました2012年も師走となりました。そのような慌ただしい中、本コンサートにお出掛けくださいまして、誠にありがとうございました。財団法人JKA補助事業として、本年も「競い合い、助け合う コンサート2012――羽ばたけ視覚障害音楽家たち」を開催できますことを、嬉しく思っております。

  よく「継続は力なり」と言われますが、皆様のお力添えがなければ、このように若い視覚障害音楽家の皆様が日頃切磋琢磨した演奏を披露することはできません。技術の錬磨とチャレンジとチャンスが、何事にも欠かすことのできないことだと、私は考えています。
 振り返ってみますと、当センターでは名称こそ変わっていますが、開設以来年中行事のように今日までコンサートを開催してきました。これがいわゆる「力」です。私は一時期、ライブとして年に何回か開かれればと、真剣に考えたこともありますが、出演者よりも集客に自信が持てず、実現しておりません。戦後間もなくでしたが、私は「盲人=鍼・灸・按摩」一辺倒という盲学校の職業教育に反発して、今で言う不登校を3年半経験しました。その中の1年くらい、「楽団ろーず」を作って当時大流行だった歌謡大会の伴奏でドサ回りをしました。北海道の旭川近辺は、冬は雪が多かったり寒かったりで、200〜300人収容の小屋に客が1人か2人ということが何回かあり、一度は中止するという苦い思い出もあります。既に亡くなっていますが、私の好きな歌謡歌手の中に「お客様は神様だ」と言って、一時期流行語にもなりました。やはり、高額のチケット代を出して聞きに来てくださるなどは、感激以外の何ものでもありません。

 今でも、「芸術の世界には壁はない。実力の世界だ」とか「晴眼者の中でも、厳しい競争なのだから、視覚障害者だからといって、甘えているようではだめだ」といったことや、「視覚障害を売りにするような企画には賛同できない」などといったご意見もあります。
 私は、まったくそうは思いません。見えないことによるバリアを除くためには、このようなチャンスとチャレンジを、私たちは一日の先輩として事情の許される限り、「場」づくりに努力を払うべきだと思っております。

 私事を申し上げ恐縮ですが、不登校になる数年前、旭川盲唖学校で、今のクラブ活動にあたるのでしょうか、お箏を女先生から習っていました。小学部時代、「カラスの鳴かない日があっても、実さんが教室や廊下で立たされていない日はない」と言われたぐらいのガキ大将でしたから、お箏の時間に礼の仕方が悪いとか、復習ができていないとかいって、どれほど叱られたことか分かりません。その先生が東京に帰られることになり、父を電報で呼び「この子のお師匠さんとして、一人前にするまで預からせてください」と懇願していましたが、父は「この子は地域で立派な按摩さんとなって、みんなに喜んでもらうのだから」と言って断っていました。その私が、何年かして「盲人だからといって、按摩を押しつけるのはおかしい」と言って、同級生が三療で職業自立してから13年遅れでジャーナリストになったのです。私はハンデを持った若い人たちに、自助努力だけを強要するのは忍びませんし、おかしいと思い、共助、公助を訴えて60年余生きてきました。

 どうぞ、この私の思いをご理解くださり、今後ともこの事業に限らず、ご支援ご協力してくださることを切にお願いして、ご挨拶と致します。

お問い合せ・ご連絡はセンターまで
  TEL 03-5310-5051
  FAX 03-5310-5053
  MAIL mail@siencenter.or.jp


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