No.263 4月号編集後記

 3月7日NHKホールで「こころコンサート」がありました。NHK厚生文化事業団創立50周年を記念して、「コバケンとその仲間たちスペシャルオーケストラ」のメンバー100余人と視覚障害を含む障害者31人が共演。雨模様の天気でしたが、ホールは3千人以上の来場者で、惜しみない拍手の嵐と演奏に感動しました。
 主催者からの協力依頼で当センター製作の「視覚障害音楽家リスト」からも十数人を推薦しました。ただ、オーケストラとの関係で楽器の制約、半年以上のリハーサルがあることから首都圏の人という制約もありました。プロアマに関係なく、あの素晴らしいバンドと共演できるチャンスなどそうあるとは思えません。チャレンジできた皆さんは幸せだったと私は自分のことのように喜びました。第3回チャレンジ賞受賞者でヴァイオリンの川畠成道、フルートの綱川泰典、ピアノの辻井伸行さんらも共演しました。
 規模などで比較できるものではありませんが、当センターの「競い合い、助け合うコンサート2010」を、来たる10月9日(土)セシオン杉並で開催します。出演は第3回サフラン賞受賞者ソプラノの澤田理絵、第6回チャレンジ賞受賞者津軽三味線の踊正太郎、邦楽の澤村祐司さんらと女声コーラスのコール・トゥインクルスターの皆さんです。席上、公募を始めた第8回チャレンジ賞とサフラン賞の贈呈式も行ないます。チャレンジ賞もサフラン賞も対象者はいわゆる若い視覚障害男女です。出演者の3人も30台前後ですから、当日の舞台は若者のオンパレード。その人たちが将来各分野のリーダーとして、国際化時代の今、世界に向かって羽ばたいてくれることを期待しています。いつの時代も若者が考え行動しない限り社会は変わらないと私は訴えています。(編集長 高橋 実)

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