No.271 12月号編集後記

 今解散があっても驚かないねじれ国会です。選挙に対応できる態勢だけは作っておかなければと思います。点字による「選挙のお知らせ」は名鑑から全訳版となり、音訳版などにも広がりました。実績と自信と流れをバックに「選挙公報を国の責任で作らせ、必要な人に配布させるための国民運動を展開しよう」と私は日盲社協点字出版施設長会で提案。強い賛成意見もあり、全会一致で決議。そして選挙情報支援プロジェクト点字版部会でも提案しましたが、際立つ反応もなく、可決はされました。
 その後、同部会に参加した何人かの方からの電話や手紙には「事務局はなぜ煮え切らないのでしょうか? 笹川理事長が総務省の選挙情報の委員だから新たな行動は……などといったことは理解できない」とありました。私も同感です。今がチャンスだと思います。このままでは事業仕分けに選管が上がり、そのツケが製作者の分断に繋がりかねません。私もプロジェクト外で発行された選挙区公報を13カ所から集めました。発行者は6件が選管、1件が社会福祉事業団、1件が名無し、あとは関係団体です。簡略版が2件、プリンター印刷が4件。名無しの表紙は点墨とも「参議院○○県選出議員選挙のお知らせ――全文点訳版投票日:○○」。表紙裏の挨拶はプロジェクトの文面と大筋は同じ。17行に対し14行で、発行者の記述は読み取れず。誤字や漢字の読み間違いでは、「事業仕分け」を「しゅわけ」、「松下政経塾」を「けいざいじゅく」、「2男3女」を「2だん」、「活躍」を「かつどう」、「革命」を「かいかく」、「故郷づくり」を「くにづくり」などがありました。分かち書きなど表記のミスも許されませんが、これらは常識以前のことだと思います。
 問題解決は至難の業ですが、多くの人たちの理解と支援で結実させるよう関係者の奮起をお願いします。(編集長 高橋 実)

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