No.298 3月号編集後記

 本号のトップにも掲載した鈴木祐花さんの福島県職員採用は素晴らしい快挙です。彼女の「思い」と活躍ぶりについては改めて現地で取材し、この秋発行すべく作業を進めている『視覚障害国家公務員、地方公務員、教員(普通校)の事例集』(仮題)で取り上げますのでご期待ください。若者には学校で存分に勉強して色々な分野にチャレンジして欲しいものです。

 公務員などの点字試験導入で活動したことなどを思い浮かべながら、十数年ぶりに「視覚障害地方公務員、普通科教員の採用状況とその配属先についての全国調査」を実施しました。これは全国生活協同組合連合会と全国労働者共済生活協同組合連合会の助成を得られたからで、1年をかけての大仕事でした。誌上を通じて感謝申し上げます。調査にあたってプロジェクトチームを作り、地方公務員と教員の任命権者、全国1833カ所に調査用紙をお送りしました。催促を1度だけして、1564カ所(85%強)から回答を集計・分析しました。視覚障害者を多数採用しているであろう所から「個人情報保護の観点から答えられない」と電話があったりして驚きもしました。本調査については次号に関連記事を掲載します。

 たまたま『点字JBニュース5207号』に、新潟県が身障者を対象とした「非常勤職員募集」で「点字などには対応できない」といった文書を掲載したことに対し、日盲連が改善を申し入れた結果、「記述は削除する」というやりとりが報じられていました。私たちがこの種の運動をしている時も「応募要項などのチェックもしなければならない」という声がありました。雇用拡大にはまだまだきめ細やかな対応が必要なのだということを改めて教えられました。(編集長 高橋 実)

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