No.318 11月号編集後記

 去る10月25日、センターの大事業の1つ「競い合い、助け合う コンサート2014――羽ばたけ視覚障害音楽家たち」を成功裏に終えることができました。
 出演は津軽三味線の踊正太郎さん、ピアノ連弾とソロの木村りえさん、りささん姉妹、声楽の川端みきさんらで、熱演に会場からは1曲1曲に感動の拍手が送られていました。

 1996年、センターが若い視覚障害音楽家の社会参加促進事業として『視覚障害音楽家(演奏・教授)リスト――羽ばたけ視覚障害音楽家たち』を4千部製作して全国の自治体福祉課や教育委員会、社協など関係方面に配布して活用を依頼しました。
 センターでも広がりを願って「夢に向かってパート1(個人)」とその「パート2(グループ)」を開催しました。
 リストが初めての試みだったこともあって好評で、その上多数の方から「なぜ掲載されなかったのか」という問い合わせもあり2004年作り直し、配布しました。
 センターはそのリスト掲載の人たちを中心に年3回、東京のほか名古屋・大阪、2年目は札幌・福岡、3年目は神戸・広島の9会場でコンサートを開いて関係者から評価を得ました。
 地元施設に頼りっぱなしではいかがなものかと4年目からは年に一度、東京のみの開催として今日に至っています。
 2010年、N H K厚生文化事業団創立50周年記念の「こころコンサート」で「コバケンとその仲間たちスペシャルオーケストラ」の共演者十数人をこのリストから推薦して欲しいと依頼を受けたほど、全国各地で有効活用されていることを誇りに思っています。本号表紙写真の鈴木加奈子さんもリストの主です。

 このリストも10年経ちましたので新しい人の掲載はもとより、廃業したり亡くなった人などのこともあり改訂を考えたりもしています。しかし2回の製作で「盲人という冠は」とか「個人情報だから」とかいった課題があり過ぎて慎重にならざるを得ない私です。 (編集長 高橋 実)

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