No.336 5月号編集後記

 

 編集後記
 いつか娘が「学会で点字の名刺をもらった」と言って見せてくれました。娘はこの世界とは無縁のOLです。名刺の持ち主は在京の研究者で、九州の作業所でつくってもらったとか。名刺につなぎ符はありませんでしたが、読みやすくできていました。娘は「私もつくろう」とチャレンジに頼みました。私も点字名刺をいただくと親近感を持ちますし、遠慮がちに「点字がなくて」と言いながら差し出す人も増えてきました。「点字入り名刺」も認知されつつあるようで嬉しく思っています。その機運を推し進めている記事を読みました。静岡県浜松市の就労継続支援B型ウイズ(斯波千秋・代表)発行の「ウイズレター」(2月29日)に「浜松市で1926年9月3日、世界で初めて点字投票が行なわれました。そこで、浜松市議会議員選挙点字投票実施90周年記念―名刺に点字を入れようキャンペーンにご協力を!! 現在、浜松市の46人の市議会議員の中で、18人が点字の名刺を活用しています。(国会・県会議員、県知事、市長も)9月3日までに市議会議員全員が点字入り名刺をつくっていただけるよう、お知り合いの市議の方におすすめください」。点毎の『激動の半世紀』(1972年)にも関連記事で 「浜松市議選は改正選挙法による我が国最初の選挙として各方面から注目されていたが、盲人有権者51人中、点字投票したものは30人、すべて有効となった」とあります。点字名刺づくりに取り組んでいる施設は、点字の普及もかねて、読みよくわかりよくをモットーに広めていかなければと思います。杉並の当施設も区長と管理職の一部には理解されていますが区議はまだまだ。ウイズに学びキャンペーンをと考えているこの頃です。(編集長 高橋 実)  
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