No.338 7月号編集後記

 

 編集後記
今回は点字にかかわる4つのことを書きますが、皆さんはどう思われますか。(1)私は先ごろ札幌で開かれたロクイチ会に参加しました。終了後、旭川のクラスメートら4人でお茶をして、昔話に花を咲かせました。8点漢字推奨者の女性が「IT機器などで表現するのは自由だが、文字である点字を蔑ろにするような雰囲気は問題」という話から、点字盤で書き競争や晴眼児と読み競争したことが話題になりました。当時、点字は先生に習うというより、仲間内で遊び道具としながら成長しました。まさか6〜70年前のことが、しかも点字の話がでるなどは感無量でした。(2)当センターが発行している、文科省著作点字教科書の編集と校正を担当しておられた地方の盲学校の先生が、4月に特別支援校に異動され、日点委の委員も辞められました。盲学校で言われている専門性、とくに点字の専門家がまたひとりいなくなりました。(3)先日、「子どもに点字を教えてもらいたいと頼んでも、学校は弱視学級だからと聞き入れてくれない」というメールを、関西の保護者からもらいました。異動同様、私には口を挟む余地はありませんし、一方的ですから、「頼み続けるしかありませんね」というメールしかできませんでした。点字ぐらいは、固いことを言わずに教える盲学校であってほしいです。(4)6月3日の参院選点字広報作業分担会のことです。「うちはデータをもらい製版印刷するのですが、最終チェックを受ける前に校正は必要か」という意味の質問がでて、私は驚きました。選挙公報に限らず、自施設からだすものは、ひとり読みであれ、読み合わせであれ、責任をもってだすべきが専門家の姿勢だと思います。  (編集長 高橋 實)  
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