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2007年9月15日発行 増刊通巻第6002号 社会福祉法人視覚障害者支援総合センター

支援センターだより

皆さまへ

理事長 高橋 実

 暦の上ではとっくに立秋を迎えておりますのに、現実は残暑か猛暑かはともかく、毎日毎日が暑さの記録更新のようです。皆様、体調を整えられるのにご苦労されているのではないでしょうか。くれぐれもご注意の上、お過ごし下さい。

 自慢することではありませんが、私は暑さにも寒さにも弱いというより、身勝手なのかもしれませんが、本当に対応に苦労します。このお盆は、北海道で初盆が2つありましたので、その頃3日間戻りました。

 北海道は、今でこそ大半の公共施設や出入りの多い店はクーラーがついていますが、少なくとも我がふるさとの大半の民家はほとんどクーラーなどありません。ですから、扇風機と団扇で日中の暑さをしのいで帰って来ました。ただ夜は、さすが北海道という感じで毛布があっても悪くないなあという気温でした。しかし、この「センターだより」が皆様のお手元に届く頃は、しのぎやすい毎日になっていることでしょう。ですが、招かざる客、台風のシーズンになってきます。いろいろと予想できない被害が起きないとも限りません。くれぐれもご注意の上、お元気でお過ごし下さい。

 あえて申し上げるまでもなく、センターは小規模零細施設で、歴史もありません。しかし実績だけは既存施設に勝るとも劣らない社会貢献をしていると自負しております。これすべて支える会の皆様をはじめ、センターをご支援下さっている関係団体の賜物です。改めて感謝申し上げます。

 今年も残すところ4ヶ月です。センターの今年度の主だった事業を拾ってみますと、新年度早々にはメイスン奨学生採用、5月にはみずほ盲大学生決定、7月には聖明・朝日盲大学生奨学金貸与、8月4日はKGS鰍ネどの協賛を得て、日点などとの共催で「国際セミナー−視覚障害者と就労」をテーマに70余人の参加を得て行いましたスペイン、イタリア、フィンランド、日本の就労事情についてそれぞれの代表が説得力のある報告と質疑がなされました。詳しくはセンター発行の月刊『視覚障害――その研究と情報』9月号に掲載してありますので、ご覧下さい。

 11日の第16回専門点訳者実践養成講座の開講式と講演会の模様は担当の三上が報告しますが、中央共同募金会の助成のおかげで私が願っていた大阪から山本宗平さんをお迎えして、会場いっぱいのお客様に熱のこもった言葉で実体験を語っていただきましたことを嬉しく思っています。

 9月7日は、来る12月1日、杉並公会堂大ホールで日本自転車振興会の助成を受けて行います「競い合い、助け合う コンサート2007――羽ばたけ視覚障害音楽家たち−」の実行委員会を開きました。出演者は毎回大量のチケットさばきもお願いしています。コール・トゥインクルスターの女性コーラス、ソプラノの塩谷靖子さん、今回はピアノの引き語りのバリトンの時田直也さん(神戸)、尺八の安田知博さん(京都)、フルートの綱川泰典さんらにお願いして演奏曲目ももらっています。目下チラシとチケットを制作中ですが、いつものことながら積極的に売りさばいて下さるよう、切にお願い申し上げます。いずれも、お預かりいただいても結構ですので、なにとぞよろしくお願いします。ご面倒でも担当の三上か橋本にご連絡下さい。チケットは1枚3000円です。

 14日は第5回チャレンジ賞並びにサフラン賞の選考委員会です。受賞者には12月1日夕予定しています受賞会の席上、賞など贈呈します。発表は「視覚障害」その他で行います。11月2日から4日までは、昨年同様、錦糸町駅前の墨田区産業会館8・9階で「サイトワールド2007」を開催すべく準備をすすめています。チラシを同封しますので、是非お出かけ下さい。

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来春発売予定の点字版『基本地図帳』製作中です

尾田 真弓

 センター創設20周年記念事業のひとつ点字版『基本地図帳』は、企画から間もなく1年が過ぎようとしています。本事業につきまして主だったところをお伝えしたいと思います。

 この事業は「視覚障害者支援総合センター創設から20年を記念し、ささやかな社会貢献の一環として、私どもの現在持てる力をフルに活かした地図帳を製作する」という趣旨ではじまりました。せっかく製作するのだから、一般図書としてはもちろん教育現場で使用していただきやすい地図帳を製作したいとの気持ちから、これまでも文部科学省著作点字教科書(社会科)の編集委員として私どもの教科書づくりを指導してくださっている元名古屋盲学校教諭 柏倉秀克先生、筑波大学附属視覚特別支援学校教諭 青松利明先生、岩崎洋二先生、佐藤信行先生、丹治達義先生、東京都立八王子盲学校教諭 田中智成先生らが中心に結成・活動されている日本視覚障害社会科教育研究会の先生がたに編集協力をいただきながら製作を進めております。

 来春の発売を目指し、現在までに世界地図は40枚をほぼ仕上げ、日本地図は5枚の試作が終わりました。原本には(株)二宮書店『基本地図帳 改訂版』を選び、その編集部の皆さまにもご理解とお力添えをいただきながら製作を進めております。巻数は全4巻(世界地図、日本地図、統計資料)、サイズは地図はB4変型、資料はB5変型を予定しております。

 本書の特色は大きくみっつあります。以下はチラシからの抜粋です。

  1. 地図のテーマ・範囲・基準の明確化――各地域の地図を「国・都市」「自然」とふたつのテーマにわけて作りました。どの地図にも地図の範囲を示す枠をつけ、地図のタイトルや緯度・経度などの付随情報をつけました。また触察上のポイントとなる位置や緯度・経度などの情報を枠の外に示し、確認しやすくしました。
  2. 情報量の精選――活字の地図帳にはさまざまな情報が盛り込まれています。その中から中・高生に知っていてほしい内容を精選して点図化しました。
  3. エンボス点字による製作――盲学校や一般校で学ぶ視覚障害をもつ生徒の皆さんに、地図が大好きな方がたに、エンボス点字で製作しました。

 これから全国の盲学校等関係方面に宣伝活動をしていく予定です。またさる助成団体にも本事業の経営面での協力をお願いしているところです。

 会員の皆様の中でも、この点字版『基本地図帳』にご興味をお持ちいただいたかた、また周辺でご活用いただけるかたがいらっしゃいましたら、内容や購入に関するお問い合わせ等は担当尾田までご連絡いただけますよう、お願いいたします。

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ご挨拶 挑戦できる幸いに感謝

事務局長 近藤 義親

 この度、視覚障害者支援総合センターの皆さまの仲間に加えていただいた近藤義親です。尊敬申し上げていた高橋理事長とセンターを支える皆さんと一緒に、働けることを喜び、誇りに思っております。微力ですが、全力を尽くしますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 私は、点字・点図ディスプレイなどで皆さまもご存知と思いますが、KGS株式会社に約30年勤めました。KGSは、ソレノイドという電磁石応用の部品を日本で最初に製造販売した会社ですが、開発意欲の強い会社でもあり、視覚障害者関連のコミュニケーション機器の点字ディスプレイでは、世界初という形容詞のつく製品を、毎年といっても過言で無いほど、世に送り出してきました。点図ディスプレイは、正に世界初の開発でしたが、これを使用して、視覚障害者が人工衛星の管制を行うことになったのは驚きとともに、人智の無限を感じたものでした。

 これら新製品開発を推し進める力は、市場の期待に応える開発部の熱意、生産技術部、製造部のたゆまない努力、市場とのパイプ役を果たす営業部等の会社全体のチームワークが、トップの指導よろしきを得ることで、企業としての成果を連年あげることと繋がっています。
 私はKGSのともに仕事をした仲間を誇りに思うと同時に、これからもKGSが市場をリードする製品を開発し続けるものと期待し、楽しみにもしています。

 このような私ですが、センターで皆さんの役に立つように仕事できるのか、不安が無いとは言えないところでしたが、皆さんのあたたかい配慮にも恵まれ、なんとか大過なく、今日まで過ごしてきました。(と自分では思っています。)

 視覚障害者支援総合センターが20年の節目を迎えることで、著された「一日の先輩として」は、高橋理事長の挑戦(チャレンジ)の記録でありますが、すべて初めてのことにチャレンジされ、困難な状況を切り開いてこられた記録でもあります。この本に書いてあることを知識として知ることではなく、その生き方を日々貫かれている、ご本人の高橋理事長にご指導いただきながら、これから一緒に仕事をともに出来ることの幸いを強く感じています。

 KGSで経験した、新しいことに携わった喜びを、今また、センターで、新しいことに挑戦し、携われる喜びとして味わえることは、幸せなことです。そして、親切で、心配りの豊かな同僚に恵まれ、礼儀正しく、いつも元気な授産施設チャレンジの若い利用者仲間と日々を過ごせることを感謝しています。

 さて、私にとって驚きと幸いなことは、KGS在職中の最後にサイトワールド事務局のスタッフとして携わりましたが、センターが今年のサイトワールドの事務局を担当することになり、センター職員として、今年のサイトワールドにも参加することになったことです。サイトワールドは世界初の視覚障害者向けイベントして昨年催されましたが、このようなイベントが待ち望まれていたことが、多くの来場者数とあの熱気からも分ります。

 今年は、KGSのような最先端のコミュニケーション機器から、家電品の松下電器、携帯電話のNTTドコモ、TOTOのバリアフリートイレの開発の展示、東京電力のバリアフリー機器の展示、筑波技術大学・国立特殊支援教育総合研究所・NHK技研・日本IBMの東京基礎研究所等の研究機関、また、共用品推進機構の事業紹介や、日本盲人会連合、日本点字図書館の用具の紹介と販売、歩行誘導、拡大読書器、点字プリンタ、音声利用機器、PC利用、そして海外から8社の参加など、多岐にわたり、昨年より多い54団体の出展が予定されています。

 東京大学の坂村健教授の講演や、ライフサポート学会、アクセシビリティ・フォーラムでの研究発表、お楽しみ映画会と盛り沢山の企画からなるイベントでもあるサイトワールドは、来場者を主役として考えることから始まりましたが、このような新たなる挑戦でもあった企画に参加でき、また今年も挑戦できることを喜んでいます。

 サイトワールドが、どなたにとっても何か発見があり、「見た、触れた、聴いた、満足した」を体感され、情報を受けるだけでなく、どなたにとっても何か情報発信する場となることを願っています。これまでに無かった世界(サイトワールド)をみんなで作り出せたら、楽しく、愉快ではありませんか。「決めつけるのではなく、人それぞれの生き方を応援したい」というのが高橋理事長の持論でありますが、サイトワールドでは、出展者、発表者、来場者すべの参加者がお互いに応援しあい、豊かな関係・世界を築き上げたいものと思っています。

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点訳者養成講座がスタートしました

三上 奈美恵

 社会福祉法人中央共同募金会から助成をいただき、今年度も「第16回専門点訳者実践養成講座」開催の運びとなりました。

 8月11日(土)に杉並区立高円寺障害者交流館で行われた開講式では、猛暑の中、またお盆前という時期にもかかわらず、受講者の方を中心に会場の定員いっぱいの70名余の方々にご参加いただきました。講演会の講師には次のお二方をお招きしました。大阪府立高校 英語科教諭の山本宗平さんと社会福祉法人愛光 視覚障害者総合支援センターちば 次長の高橋恵子さんです。

 山本さんには自身の統合教育での経験をより具体的にお話しいただきました。今でこそ統合教育で普通校に学ぶという選択肢が障害のある児童・生徒にも権利として認められるようになってきましたが、山本さんが子どもの頃はそうした理解も少なく、当時は大変ご苦労をされたそうです。それでもご家族をはじめ、ボランティアの方々の多大なるサポートによってそうした困難も乗り越えてこられました。今、担任をされているクラスには全盲の生徒さんがいらっしゃるそうで、ご自身の経験を踏まえた上で指導をなさっています。

 高橋さんには点訳校正のプロとしての立場から「視覚障害者の情報摂取における点訳者の役割」についてお話しいただきました。その際、点訳する上で最も重要となる「下調べの徹底」について実例を挙げ、思い込みによる読み間違いや似たような字に置き換えて読んでしまう例など解説していただきました。〔特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)発行の『点訳資料 校正基準』の資料8を使用。この『校正基準』は全視情協のHP(http://www.naiiv.net/)からダウンロードできますので、点訳に携わる方はぜひご活用ください。〕

 今回は5講座を開講いたしますが、「日本語応用」は12月から始まりますので、今は4講座がスタートしています。大変嬉しいことに今回は全国から(何と大分県からも!)延べ70名の方にお申込みをいただきました。「日本語基礎」が12名、「音楽」が7名、「理数」が5名、「外国語」が26名、「日本語応用」が20名で、重複受講されている方もいらっしゃいます。定員は15名でしたが、理事長が皆様の熱意にお応えしようとお申込みの全員の方に参加していただくことにしました。その結果、「外国語」「日本語応用」の2講座は会場が変更となり、受講者の皆様、講師の先生にはご迷惑をおかけしておりますが、どうかご理解のほどお願いいたします。(「日本語応用」の受講者の皆様には、追って詳細をお知らせいたします。)

 今回は全15回ということで、長期間の講座開催となります。お1人でも多くの方が本講座、講師の先生方を活用して点訳に関する知識・技術を身につけ、点字ユーザーの方のために、センターの戦力となってくださることを願っております。

【参考】

 今回、開講式での講演のため、山本さんがこれまでの経験をまとめたレジュメを用意してくださいました。その中から、不肖私が皆様に読んでいただきたいと思いました「教材等の点訳について感じていること」を抜粋して掲載いたします。

1.点訳教材全般に求められること

2.図表点訳について求められること

図表やグラフ、地図も点訳されているのが原則

写真等、点訳不可能なものや、点訳しても触察がきわめて難しいものについては適宜文字による説明に置き換える
これら図教材については、触察をより効果的にするために適宜工夫を加える

学校(授業担当者)と点訳者間での連携がきわめて重要

複雑な図を点訳する時、その図を授業でどんなふうに、どこに焦点を当てて使うかがわかっていれば、より目的に応じた点訳が可能となる

3.重複点訳の無駄を省き、既に点訳されている教材を把握し、自治体を越えた活用ができるような体制作りが急がれる

4.点訳者の養成が不可欠である

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利用者・原美穂さんが、杉並区区役所実習に参加しました

高橋 和哉

 杉並区では平成16年度から区役所実習制度を設けています。これまでの3年間で80名を超える障害者が実習を受けました。この実習の目的は、2つあります。1つは、作業所の利用者の方々に、作業所以外の場を体験してもらうこと、もう1つは、実習をステップに、就職に結びつけることです。

 視覚障害者にとって、適当でない実習内容であったこともあり、これまで参加は見送ってきました。しかし、何もしなければ、実習の現状は変わりません。また、視覚障害者対象の施設として、積極的にアピールする責務もあり、昨年、杉並区に対して、視覚障害利用者の実習希望を伝えました。

 当時の区の担当職員は、視覚障害者に対して、非常に理解のある方でした。実習開始半年前から、杉並区、外郭団体のワークサーポート杉並、それと私と連携して、実習に向けて準備を始めました。原さんの仕事は、毎日、新聞の切抜きを4階から7階までの各課に必要枚数を配布することでした。よって、私たちの準備は、区役所内の点字表示を適切な場所に貼っていくことでした。各課には、それぞれポスターや案内を見やすい位置に掲示しています。それらの掲示物と点字の表示位置が重なった場合は、点字表示を優先させ、掲示位置を制限しました。(余談ですが、翌週に、その点字表記がはがされていることもありました。)  配達用の鞄や、各課に渡す新聞を入れる封筒などは、原さんを含めて話し合い、それぞれに工夫を凝らして、実習に備えました。

 視覚障害者にとっての大きな課題に、不慣れな場所への歩行があります。幸い、荻窪駅から杉並区役所(地下鉄丸の内線で1駅)までの経路には、大きな障害はなく、地下鉄のホームには可動柵が設置されていますので、歩行中の安全は、問題ありませんでした。実習が始まるまで、繰り返し、区役所に通い、ランドマークを覚えてもらい、一人で行けるように準備しました。

 実習初日は、私も参加するということで、荻窪駅で彼女と待ち合わせをしましたが、何かの手違いで、彼女は一人で区役所へ行ってしまいました。あとで、彼女には愚痴を言わせていただきましたが、一人で行けたことは、指導員として、有難い出来事でした。

 9日間(7月24日〜8月6日)の実習が始まると、時間がかかりながらも与えられた仕事をこなし、彼女独特のコミュニケーション能力を発揮して、職場に溶け込み、楽しく過ごしたようでした。

 私にとって、もう1つの狙いは、区役所内のバリアフリー化にありました。視覚障害者が区役所内を単独で、無理なく歩き回れる環境づくりをしたかったこと。また視覚障害者実習生が区役所内を歩くことによって、周りの職員に対して何らかのインパクトを与えると考えました。
 実習最終日まで、どうしても超えられないバリアがあったので、今回の事例を踏まえて、今後、杉並区に対して施設改善をお願いするつもりです。

 原さんは、実習中に、「チャレンジより区役所の方が色々な仕事があって、楽しいから、ずっと区役所にいたい」と、職員の方々に話していたようですので、彼女にとっても今回の実習は、良い経験だったと思っています。

 視覚障害者の社会進出の壁のひとつに、日常的に点字情報を供給する環境整備が挙げられます。事務的な仕事や専門的な仕事においては、点字を使っての意思確認は欠かせません。しかし、全ての仕事が点字を必要とするわけではありません。点字の必要のない仕事であれば、視覚障害者の活躍する場があると確信しています。

 今後は、違った意味での視覚障害者の就労に区役所と協力して進めたいと考えています。  ちなみに、この実習の反省会は2週間後にあります。色んな意味で、区役所からどのような指摘があるのか、楽しみです。

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インターンシップを受け入れて

「チャレンジ」施設長 飯田 三つ男

 去る6月20日から22日までの3日間、「チャレンジ」では高校生のインターンシップを受け入れました。今回は昨年11月の文京盲学校の生徒さんに次いで2回目となるもので、対象者は都立八王子盲学校高等部普通科2年の女子生徒でした。(以下、この生徒をAさんと記す)

 このインターンシップにおけるAさんの主なる目的は「体験を通して、社会で働くことを学ぶ」ということでしたので、それに沿って当施設では、以下のような「プログラム」を実施しました。

●第1日目(6月20日)
 10:00〜11:00:オリエンテーション(「プログラム」の説明、座席・トイレ・ロッカー等「チャレンジ」内の確認)
 11:00〜12:00:点字印刷等
 12:00〜13:00:休憩
 13:00〜15:30:点字印刷等

●第2日目(6月21日)
 09:30〜12:00:点字文書の作成・修正、パソコンを用いてのデータ化・修正、パソコン印刷
 12:00〜13:00:休憩
 13:00〜15:30:点字印刷等

●第3日目(6月23日)
 09:30〜12:00:データ化された点字文書の修正、パソコン印刷
 12:00〜13:00:休憩
 13:00〜16:00:点字印刷等
 15:00〜16:00:反省会(先生方、保護者、等施設職員(高橋和哉・飯田三つ男)参加)
 16:00〜16:30:反省会(Aさん、先生方、保護者、等施設職員(高橋和哉・飯田三つ男)参加)

 この3日間のインターンシップを通して、Aさんは通勤の大変さや「働くこと」の厳しさを多少ながらも理解したようです。このことからすると、当初の目的は達成されたようです。

 が、今回のインターンシップ担当者である私は、通勤や仕事以前のこと=日常生活上の基本的な言葉遣いや態度等を何にも増してまず身につけるべきである、ということを改めて知らされました。(昨年行ったインターンシップの時、本年度初めて受け入れた大学生の「ボランティア(1教科)」の時にも同様のことを知らされました。)

 そして、このインターンシップで会得したことを、「チャレンジ」の利用者にも指導して行きたいと思います。

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