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2008年11月25日発行 第6418号 社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター

支援センターだより

皆さまへ

理事長 高橋 実

 この夏は温暖化の影響もあってか暑さも新記録。それに後半はゲリラ豪雨などといった気候で体調を整えるのにご苦労された方も多かったと聞きます。11月も中旬に入り、寒さも日に日に増してくるかと思いますので、お風邪などお召しになられぬよう、くれぐれもご注意のうえお過ごし下さい。

 日頃は当センターに対し物心両面にわたってお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。皆さまのご支援とご協力を頂き、成田東で木造の民家2階を拝借してセンターの看板を掲げてから22年目、そして待望の法人認可を受けて13年目を迎えるところまで辿り着くことができました。歴史の浅い小規模零細施設が公的助成もなく、既存の大手施設の中で存続していくには他の施設や組織では手を染めないであろう画期的でユニークな事業を展開していかなければならないことは言うまでもありません。幸い、社会的には高い評価を受けている事業もいくつかあります。委嘱誌として好評の月刊『視覚障害―その研究と情報』は5媒体で先頃246を発行しました。また「良書は文月会から」というキャッチフレーズで続けてきました点字と墨字の出版活動も活字離れ・点字離れという壁にぶつかっています。何事も財政的な裏付けが必要です。

 もう一つ財源と関わって頭を痛めていることに建物の一件があります。法人を取得する要件として事業内容・基本金・耐火建築というハードルがありました。事業内容については問題なくクリアできましたし、基本金1億円については全国津々浦々から寄せられた浄財と各地で行った街頭募金・書き損じハガキや使用済み切手などの換金でなんとか現金ができました。耐火建築については、たまたまこのビルの3階(100平米強)が空いていましたので借り受け、私を含めて7人で事業を再開しました。

 その後、身障者訓練(現授産)施設「チャレンジ」の設置と事業の拡大などで職員も当時の倍になり、幸いに読み合わせや作業ボランティアさんも毎日午前・午後あわせて10人くらいは来られています。また私がチャレンジを立ち上げたときには、ハイレベル高賃金で点字校正と点字編集を中心に利用生を公募していました。しかし、障害者自立支援法の成立と視覚障害者の重度化で、私の姿勢が貫かれなくなりました。現在は車いすや精神障害の人など14人が入所しています。

 そんなこんなで3フロアでは狭くなったことと、もう1つ。エレベーターが1基しかなく、非常口も1カ所しかなく、防災上問題があるのではないかと言われています。それに、皆さんにご不便をかけていることはフロアに1つずつしかないトイレです。来春3フロアとも更新の時期ですから、移転も含めて検討しています。また是非お知恵などお力添えをお願いいたします。

新旧役員会について
 去る10月20日、新旧の役員会をそれぞれ開催しました。10月末で6期目の役員の任期満了に伴い、7期目の役員の委嘱を行いました。役員名簿は後述しますが(23ページに掲載)、センター発足以来12年間役員をお引き受けいただいていた谷合侑さんが、健康が優れないとして7期目の就任を辞退されました。非常に残念なことですが1年ほど前からその旨を話されておられましたので、改めてご無理は申し上げませんでした。谷合さんに代わって理事評議員については阿佐光也さんに就任していただきました。阿佐さんはセンターが誇る事業の一つ、「チャレンジ賞・サフラン賞」の第1回からの選考委員として関わってくださっている方です。

 評議員だった松井純子さんは逝去された本間麻子さんの残任期間だけというお約束で就任していただいたため、7期目は酒井久江さんにお引き受けいただきました。酒井さんは私たちが組織しました文月会の会員で、その後も聖明福祉協会の管理職としておつきあいいただいている方です。酒井さんは現在全盲老連事務局長として大活躍ですが、聖明福祉協会理事長本間昭雄先生の秘書を長くしておられたこともあって、文月会時代から公私ともにお世話になっている方です。

谷合侑さんに感謝状贈呈
 10月20日に開いた新役員会で、6期12年にわたり理事評議員としてお引き立ていただいたことはもとより、別表のように文月会時代からつい最近まで図書製作に関わっていただき、「良書は文月会から」というキャッチフレーズまで関係者から言われるほどに図書製作に深く関わってくださいました。そんなこんなで、私たちのささやかな気持ちとして感謝状と記念品をお送りすることに決めました。勿論谷合さんから「お断りします」という固い辞退のお言葉を頂きましたが、一つのけじめとしてお送りすることにしました。来る12月6日杉並公会堂で開く「第6回チャレンジ賞ならびにサフラン賞贈呈式」の折、お受け取りいただこうと思っておりましたが、最近ご家族のご不幸があり、その四十九日のためお出で頂けないということから、日を改めてお渡しすることにしました。本当にありがとうございました。

谷合侑先生 センター発行著書 一覧 (2008.11.1現在)
1.『視覚障害者労働白書 1985年版 ―職業に関する資料集―』 1985. 1.15
2.『盲人ガイドのキーポイント ―ガイドヘルパーのための15章―』(※以後、改訂12版まで発行)  1985. 6.15〜2005. 5. 1
3.『視覚障害者労働白書 1987年増補版 ―職業に関する資料集―』 1987. 3. 1
4.『視覚障害者(児)の教育・職業・福祉 ―その歴史と現状―』 1989. 3.31
 『視覚障害者の教育・職業・福祉 ―その歴史と現状―』 2005. 3.31
5.『視覚障害者のための大学進学の手引き 1987年版』 1987.11.20
6.『視覚障害者と大学シリーズ1 門戸開放40年の歩み』 1990.12. 1
7.『視覚障害者と大学シリーズ2 学習条件整備を求めて』 1990.12.20
8.『視覚障害者と大学シリーズ3 点字による国家公務員試験が実現するまで』 1991. 9.30
9.『広げよう公務員への道全国点字試験実態調査と視覚障害公務員10人の事例集(平成5年度版)』 1993. 8.31
10.『進めよう視覚障害者の大学進学と職域拡大 ―そのQ&Aと資料集』 1995. 1. 1
11.『なぜ広がらない?!公務員への道 全国点字試験等実態調査(平成9年度版)』 1997.12. 1
12.『点字技能ハンドブック 視覚障害に関わる基礎的知識』 2000.10.20
 『点字技能ハンドブック 改訂版 視覚障害に関わる基礎的知識』 2002. 4. 1
 『新版 点字技能ハンドブック 視覚障害に関わる基礎的知識』 2008. 8. 1
13.『チャレンジ叢書 新分野への挑戦者たち』(※「視覚障害」よりテーマ別に記事を抜粋し、解説を加えた12冊のうちの1冊) 2001.9.20
14.『挑戦こそわが生命 ―視覚障害者たちの挑戦史―』 2006.11. 1

榑松武男氏、塙保己一賞貢献賞に
 法人の理事評議員の榑松武男ケージーエス株式会社取締役社長が第2回塙保己一賞貢献賞に輝きました。来る12月20日(土)13時から埼玉県本庄市の児玉文化会館(セルディホール)で表彰式が行われます。  榑松社長は今回で6回を迎えたチャレンジ賞の生みの親とも言える人で、創設以来チャレンジ賞とサフラン賞の選考委員で両賞受賞者に副賞としてブレイルメモBM16を提供してくださっています。そもそもはサフランホームの解散の折、私は残余金を分散して寄付するのではなくサフランホームの趣旨を継承して若い視覚障害女性1人を全国から公募して、賞金50万円を贈り、関係者の奮起を促すような制度を作るための基金にさせていただきたいという提案をしました。幸い、サフランホームは全面的に賛同してくださりサフラン賞が結実しました。

 その男性版を同時に実現させたいという思いから何人かの方に訴えていましたところ、榑松社長が「ケージーエス創立50周年になるのを記念して皆さんに感謝の気持ちも兼ねてサフラン賞と同じように50万円を出そう」というお申し出をいただき、私のモットーである「チャレンジ」にちなみチャレンジ賞と命名して、このように若い視覚障害男女に賞を贈ることが出来ました。

 もう1つ、今年度の画期的な事業として、来年1月4日、私たちとは切っても切れない点字の考案者ルイ・ブライユの生誕200年を迎えることを記念して論文とエッセイの公募を行いました。その作品の賞金と必要経費なども負担してくださいました。ことほどさように、榑松社長は物心両面で、各方面で貢献しておられることが評価されての表彰だと思います。先頃終わりました、第3回サイトワールドは社長の発想がきっかけでした。総合イベント「触れてみよう、日常サポートから最先端テクノロジーまで」をキャッチフレーズに全国から5000人近い来場者があり、盛会でした。

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第6回チャレンジ賞・サフラン賞受賞者決まる

輿水 辰春

 去る9月2日、センター内会議室において第6回チャレンジ賞・サフラン賞の選考委員会を開催しました。3時間にも及ぼうかという、かつてない長時間にわたる審議の結果、チャレンジ賞には津軽三味線演奏家・家元の踊正太郎(よう しょうたろう)さん(31歳)、サフラン賞には名古屋盲学校教諭の溝上弥生(みぞがみ やよい)さん(38歳)が決定いたしました。

 踊さんは1995年茨城盲学校高等部普通科卒業。その後、弘前で津軽三味線の第一人者・山田千里氏の下で修行を積み、97年から3年連続で津軽三味線全国大会チャンピオン。99年からプロ活動を開始し、若くして家元の地位を築き上げられました。また、教育・医療・福祉現場への訪問演奏にも積極的に取り組んでおられます。この春、津軽三味線日本一決定戦で優勝し、名実ともに日本一にのぼり詰めるまでに至り、そうしたこれまでの努力と研鑽が評価されました。

 溝上さんは1990年名古屋盲学校高等部普通科を経て桃山学院大に進学。母校の非常勤講師を経て、名古屋市職員。公務員という安定した職業に就いて勤務をする一方、教員になりたいという夢を追い続け、7度の教員採用試験に挑み続けた、その精神力の強さとバイタリティが評価されました。

 お2人の表彰式・贈呈式は、12月6日(土)杉並公会堂で行う「競い合い、助け合うコンサート2008」の席上にて、午後5時から行い、賞状と賞金50万円、副賞のブレイルメモBM16をお贈りします。また、溝上さんには同式上でご講演をいただき、踊さんは当日夜「受賞記念演奏」としてステージに立たれることが決定しております。

【選考委員】(50音順)
阿佐光也氏(元日本盲人キリスト教伝道協議会 主事)
榑松武男氏(KGS株式会社 代表取締役社長)
田中徹二氏(日本点字図書館 理事長)
高橋 実 (視覚障害者支援総合センター 理事長)

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「競い合い、助け合うコンサート 2008」開催迫る!

輿水 辰春

 財団法人JKA様による競輪公益資金の補助を受けましてセンターで主催しております「競い合い、助けあうコンサート2008―羽ばたけ視覚障害音楽家たち―」が12月6日(土)の開催まで、あと1カ月を切りました。

 今年度からチケットの取り扱いをチケットぴあに一部委託したことで、センターとのやりとりを通さず気軽にチケットがお求めになれるようになった一方で、チケットの売り上げの状況はと言えば、理念の高さや、出演陣の豊富さ・豪華さと関わりなく、苦戦を強いられているというのが実状です。「長時間で都合がつかない」「健康面に不安があり長時間はちょっと」といった声も耳に入ってきます。以下に当日のプログラムを掲載させていただいておりますが、お昼の部には主にこれからの活躍が期待される若い音楽家たちが、5時からの式典を挟んで夜の部には既にプロとして精力的に活動されている方々が主にご出演されます。また、長丁場であることを考慮し、会場から1度出られても再入場することもできます。会場を一旦退出する際は、チケットの半券を必ずお持ち下さい。このように、ご自分のスタイルで演奏会をお楽しみいただければ、と考えております。演奏会はお客様によってつくられます。同時に、音楽家はお客様によってつくられてゆきます。是非、会場に足をお運びいただき、その場に立ち会って欲しいと思います。

 チケットぴあ窓口およびファミリーマート、サークルK・サンクスでの販売は12月4日まで、センターでは前日まで受け付けております(当日の受け渡しとなります)。当日券もご用意してお待ちしております。

第1部 14:00〜
コール・トゥインクルスター(女声コーラス)、坂巻明子(ピアノ)
  久石譲作曲「君をのせて」 杉本竜一作曲「TOMORROW」 木村弓作曲「いつも何度でも」(ほか)
飯嶋輪(ヴァイオリン)、山本佳世子(ピアノ)
  ラロ作曲 スペイン交響曲 作品21 第一楽章
  ベートーヴェン作曲 ロマンス 第2番 ヘ長調 Op.50
橋本夏季(ソプラノ)、仲村真貴子(ピアノ)
  ヘンデル作曲 オペラ「エジプトのジューリオチェーザレ」より クレオパトラのアリア
第2部 15:30〜
樋口清美(音楽療法)
  ギターとお話
片岡亮太(和太鼓)
  片岡亮太作曲「月影」「大地」「パナケア」
澤村祐司(箏)、渡辺元子(尺八)
  宮城道雄作曲「秋の調」「数え唄変奏曲」
第6回チャレンジ賞ならびにサフラン賞贈呈式・講演会 17:00〜
<サフラン賞受賞記念講演 溝上弥生>
演題:「遠回りしながら7回目でやっと手にした私の夢―先人たちの盲教育を検証し、継承する力になれれば」
第3部 18:40〜
根岸弥生(ピアノ)
  ベートーヴェン作曲 ソナタ第23番 『熱情』 へ短調 Op.57
踊正太郎(津軽三味線) <チャレンジ賞受賞記念演奏>
  踊正太郎作曲「津軽の四季」「十三湖の畔」「希望」 津軽民謡「津軽じょんから節」
和波たかよし(ヴァイオリン)、土屋美寧子(ピアノ)
  ベートーヴェン作曲 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 イ長調 Op.12 no.2
  ブラームス作曲 ハンガリー舞曲 第1番、第2番、第5番

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ルイ・ブライユ生誕200年記念論文・エッセイ 経過報告

輿水 辰春

 過去2号の「支援センターだより」でもご案内して参りました、「ルイ・ブライユ生誕200年記念 論文・エッセイ公募」が9月30日をもって締め切りを迎えました。

 この企画は、2009年1月4日に生誕200年を迎える6点式点字の考案者ルイ・ブライユを記念して、ケージーエス株式会社の榑松武男社長と日本点字図書館理事長の田中徹二氏のご協力を得まして、この春にスタートしました。

 出足こそ鈍く、発表直後は担当をやきもきさせたものですが、終わってみれば、論文が15本(うち無効2本)、エッセイが37本という予想を上回る多くの方のご応募を頂くことができました。本当にありがとうございました。

 皆さまの作品を読んでみますと、点字や文章捌きの上手いか下手かに関わらず、書き手の方々それぞれの点字への熱い思いを感じさせ、それはときとして胸を打ち、涙腺を緩ませました。

 ご応募いただいた作品は、上述の榑松氏と田中氏に当センター理事長を加え、10月中旬に予備選考会を行い、高い評価を得た作品を審査委員長のもとへお送りしました。その結果が、先頃、エッセイ部門の審査委員長を委嘱しました日本文藝家協会副理事長で作家の三田誠広氏のもとより届けられました。論文部門の審査委員長をお願いした牟田口辰己氏からも近々に結果が報される運びです。

 選考結果は、当センターより発行している月刊『視覚障害―その研究と情報』247(12月号)で発表いたします。その後、248(1月号)より入選作品を順次誌面にてご紹介させていただく予定です。

 たくさんのご応募に対し、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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4団体様より機械整備の助成を頂きました

橋本 京子

 皆さまが日頃からご理解とご支援をくださり、センターでは発足以来22年「視覚障害者の学習支援、社会参加促進」の理念の下、学生のリクエストによる参考書、各種資格試験対策問題集、自治体の広報誌、教科書などの点字版製作に取り組むことができています。また、これらの作業で欠かせない物が「点字プリンター」や「製本機」などの機械類です。いずれも高額なため様々な方々に費用を助成していただきながら配備・活用して参りましたが、使い始めて10数年も経ちますと耐用年数も超過し機械の故障・劣化が目立ちます。機械の整備、アフターケアを心がけ、大切に使用しているものの、時にトラブルが発生して非常に混乱したり非効率的な状況に陥ることがあります。新しい機器との交換時期が順々に来ているのだろうということで、各方面へ意欲的に助成申請をさせていただきました。

 このほど、4団体様より以下のような購入費助成をいただきました。厚くお礼申し上げますと共に、これらを最大限に活用させていただき、視覚障害者の学習支援と社会参加促進の一助になるよう一層業務に邁進することでお礼に代えさせていただきたいと思います。

(1)助成団体:財団法人東京メソニック協会様
   助成内容:ホリゾン製 針金綴じ機「ECH-25/40」1台の購入費 166万9500円

 この針金綴じ機は、部厚い本を綴じるための業務用足踏み式ホチキスで、今回初めてセンターで配備させていただいた機械です。

 センターにはこれまで、点字用紙を綴じることのできる機械といえば、卓上ホチキスか簡易糊綴じ製本機でした。卓上ホチキスは、皆さまご承知のように「ガシャッ」と綴じる際に腕に体重をかけて綴じていきます。簡易に素早く綴じることができますが、20〜30玉綴じる分には気になりませんが何千玉と続けて綴じる作業をしますと、この「ガシャッ」は腕にとても負担がかかります。糊綴じ機は1冊を綴じるのに高熱で溶かした糊を束部分に付けて乾かすのに1分強、そのあと表紙を折り込むので手際よく作業しても1冊の製本に1分半を要します。力は大して要りませんが、急ぎだからといっても効率はあがりません。

 センターではここ2〜3年、国政選挙や地方選挙の際に、「視覚障害者情報支援プロジェクト」に参画し、点字選挙公報を製作しています。先の国政選挙でも数県分の点字冊子の製作・発送を受託し、公示になってからの1週間は1日も早くユーザーに届けるべく作業を行いました。その時の作業内容と要した時間を例に挙げますと、比例区・選挙区・候補者一覧等と何種類か冊子があり、点訳・製版に1日、その後3〜4日で約10万枚の点字印刷と数千冊強の製本・発送作業を同時進行。選挙情報の保障という性質上、全ての行程において日常以上に正確性を重んじ一刻を争うので、作業はローテーションせず各人単一の業務に従事しました。製本は、前述の糊綴じ機では時間がかかりすぎることから卓上ホチキス数台で対応するのですが、このホチキスで丸3日、休み無しに1冊2カ所、計1万玉以上のホチキス綴めをしますので、製本を担当すると最後は腕が腫れ上がり悲痛が残りました。簡単に綴じることができ、効率があがる業務用ホチキスを配備できないものか、切望してきました。

 視覚障害者の情報保障という使命の下、また施設利用者の作業確保のためにも、センターでは今後も点字選挙公報の製作などの仕事は積極的に引き受けていきたいと考えています。今回、お陰様で念願の足踏み式の業務用ホチキスを購入させていただきました。次の総選挙ではこの綴じ機が大いに活躍すること間違いなしです。

(2)助成団体:社団法人昭和会館様
   助成内容:日本テレソフト製「点字プリンター DOC−Pro32W」2台の購入費 315万円

 当センターでは開所以来、点字本製作のために22行の「両面点字プリンター」を配備しておりますが、3台は購入後15年以上、2台は10年が経過し、いずれも耐用年数を超過して実際に故障が続いていました。今回、助成金で購入させていただいたことで、先頃新刊発行しました「基本地図帳」(視覚障害社会科教育研究会監修)の統計部分をはじめ、22行の点字教材が安定供給できるようになりました。

 この「基本地図帳」は、最新の地図・最新のデータを網羅した待望の書として、点字ユーザーの方々、盲学校や点字図書館など全国のたくさんの方々よりご注文いただいています。必須な点字情報・必至な点字本を提供する使命を改めて感じつつ、「基本地図帳」を1日も早く必要なユーザーの元へ送付するために、この22行両面点字プリンターを早速配備させていただきました。現在フル活用しております。

(3)助成団体:財団法人みずほ福祉助成財団様
   助成内容:JTR製「点字プリンタESA721Ver95」1台の購入費 90万円

 一般学校で統合教育を受けている視覚障害児童・生徒用の点字教科書製作において、点図ソフトEdel(エーデル)で描いた点図を打ち出すために、このプリンターの購入費助成をお願いしました。 昨今、教科書はどの教科も例外なく図や表・写真が多用された視覚的要素の強いものになっています。これはもちろん教科書に限った現象ではありませんが、教科書という性質上、原本にある図や表は点字でも省略せずに掲載することが大前提。センターではこれら大量の図表を点図ソフトエーデルで1枚1枚作るなどしています。

 実はセンターには(2)同様、既にこの点字プリンターも2台あるのですが、うち1台は1990年代前半に購入した物で、故障が多くなっています。この3年間で18教科の教科書製作を受託しましたが、点図は1巻平均30〜40枚、計3500〜5千近くを製作し、校正用・納品用を都度プリントアウトしてきました。新学期前は特に打ち出し作業で錯綜します。複雑な図は1枚のプリントに数分かかる場合もあり、1台でも2台でも多くプリンターが欲しい状況です。そんな折に古い1台の故障が来ると、納期を前に冷や冷やすることも。今回助成が決まり、早速これを注文。年末に納品いただけるそうで、今から楽しみにしています。

 2004年後期から一般校で学ぶ視覚障害児童・生徒用の点字教科書が無償給与されるようになり、現在普通校に学ぶ点字使用児童・生徒は約50人と聞きます。センターでも、よりニーズにあう正確・迅速な点字教科書作りに励むことが今回の助成のお礼となるものと思い、一層努力したいと思います。

(4)助成団体:公益信託宮川子記念障害者福祉基金様
   助成内容:JTR製「点字両面同時プリンタESA919」1台の購入費 80万円

 センターの運営する身体障害者授産施設チャレンジは、他の障害者施設同様、障害者自立支援法の影響で財政面、作業支援面、その他あらゆる面で苦しい運営を強いられています。毎日白杖1本で電車を乗り継ぎ、また車椅子で通所し、働く喜びを感じてくれる利用者に対し、作業確保に一層力を入れ、施設整備に努力することは職員に課せられた責務です。センターでは自治体等から広報や便利帳などといった冊子の点字製作を受託すると、校正、亜鉛版印刷や封入作業などをチャレンジ利用者に作業として当てています。

 ところで、点字の世界で冊子のサイズといえばB5が一般的です。しかしながらここ数年、活字の世界で書類がA4判化したことで、自治体等からの発注書には点字冊子もA4の仕様がうたわれるケースが現れ、実際A4判の点字物も出回ってきました。「A4であれば1ページに入る点字の文字数が多くなるだろうから経費削減に繋がるのではないか」という発想が発注側にあるそうです。センターでは、点字プリンターは従来の規格であるB5用しか配備していませんでした。昨年末、これまでB5で作っていた自治体から「来年度からA4に変えますので」と通達を受け、以後の入札参加を断念したケースが出てきました。A4風潮を鑑み、A4印刷も可能な最新の点字プリンターを導入しておかなければ利用者の作業確保に影響がでる可能性があります。

 今回ご助成いただくことで、A4判のニーズにもまずは対応できるようになります。利用者の作業確保と、視覚障害者への情報提供という責務を全うできる環境が整備されますことを大変嬉しく思います。

 以上、4団体様、本当にありがとうございました。

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財団法人 昭和池田記念財団様からデイジー製作機器を助成していただきました

坂本 晴代

 現在全国の点字図書館では、カセットテープからデイジー図書への移行が行われています。

 デイジー図書とは墨字(活字の印刷物)を読むのが困難な方々のために、カセットテープ録音に代わる(CD-ROMを利用した)デジタル録音図書の国際標準規格です。カセットテープの利点をすべて残した上で、目次やページを使えること、原本以上にかさばらないこと、事実上永久保存が可能な視覚障害者にとって大変便利な音声図書です。

 センターでも『視覚障害』テープ版を発行しておりますが、デイジー版を、という声が多く寄せられ、いよいよデイジー版を製作することになりました。

 そこで東京ボランティア・市民活動センターの高山様に相談しましたところ、財団法人 昭和池田記念財団様をご紹介していただき、下記のデイジー図書製作機器一式等(総額30万円)を助成していただきました。

・FMVノートパソコンA8260 1台
・MD機器 MD−105FX
・プレクストークポータブルレコーダPTR2

 去る10月6日(月)、株式会社アメディアの宇都様に機器の設置をしていただいた後、職員、朗読ボランティアを対象にデイジー製作講習会を開催しました。様々な機能に改めて感心しながら、活気あふれる有意義な講習会となりました。

 いよいよ『視覚障害』音声版デイジー化への準備が始まりました。いずれ完成品を読者の方にお届けできると思いますので楽しみにお待ちください。

 最後になりましたが、今回お世話になりました財団法人 昭和池田記念財団 理事長 池田彰孝様、同事務局 植田愛二様、東京ボランティア・市民活動センター 高山和久様、株式会社アメディア 宇都修一様に、紙上ではありますが改めて感謝いたします。ありがとうございました。

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サイトワールド2008盛況裡に

近藤 義親

 当センターの高橋実理事長が実行委員会事務局長を務めた「サイトワールド2008」は、この11月2日、3日、4日の会期中に4,500名を超える来場者を迎え、昨年に続いて今年も盛況なうちに終了しました。

 出展者の機器やサービスの情報提供に止まらず、来場者との情報交換が双方向に密度濃く行われることが特徴のサイトワールドは、第3回となる今回、「サイトワールドでユーザーの声を直接メーカーに伝えよう」をキーワードとして、世界盲人連合(WBU)会長マリアン・ダイアモンド氏、世界盲人連合アジア太平洋地域協議会(WBU-AP)会長指田忠司氏等による「世界の視覚障害者の動向―WBUとアジア太平洋地域の課題」と題した国際シンポジウム、ヴァイオリニストの和波たかよし氏の「視覚障害者からの発言・・・・使いやすさと使いにくさ」、第2回チャレンジ賞受賞の広瀬浩二郎氏(国立民族学博物館准教授)の「触覚で見る」の講演会が開かれました。

 サイトワールドで恒例となった「ライフサポート学会」の研究発表講演会は、同学会のこれまでの取り組みの紹介や、各専門分野の現在の状況や今後への期待などの講演があり、当センターの理事でもある榑松武男サイトワールド実行委員長が、コーディネーターを務められた「サイトワールド・アクセシビリティ・フォーラム」は、今年も多彩な講師陣によるアクセシビリティをテーマとする研究発表がありました。

 また、ルイ・ブライユ生誕200年を記念した「点字以前と点字の歴史」展を、筑波大学附属視覚特別支援学校の貴重な資料の提供をいただいて開催。同校の岩崎洋二先生と広瀬浩二郎准教授がギャラリーツアーを行い展示品の解説をされ、盛況な賑わいとなりました。

 48小間の出展となった展示会場では、テレビで紹介されたシステムの展示もあり、各小間は多くの来場者で賑わいました。

 今回の来場者の特徴や傾向として、展示会場内の滞留時間の長さが特徴として挙げられます。これは、各小間でじっくり説明を受けられ双方向の交流が活発に行われたためと思われます。来場者用椅子を用意し、落ち着いた説明を心がけられた出展者もあり、どの時間帯でも小間には来場者がおられるという状況でした。また、来場者も過去2回の経験からか、ある時間に集中することなく、分散した状態で来場され、会場内は落ち着いた雰囲気の3日間でありました。

 当センターの出展小間では、センターの活動紹介と、センター刊行物等の販売を行いました。また、展示した「基本地図帳」を手にとられ、その出来栄えを称賛される方も多くありました。購入方法の問合せや、注文もいただきました。

 サイトワールドは、開催日が平日と祝日で、交通至便、会場が狭すぎず、広すぎないこと、視覚障害者向けに配慮された製品、用具、機器などの生活・就学・就労に関わるものの出展、すなわち、会場へ赴けば、全てのものに触れて、試して、納得できること、講演会やシンポジウム、アクセシビリティ・フォーラムでは研究等の肩のこらない発表などあり、そして、介助者なしでも来場できることを目指し、展示会というよりイベントと呼ぶことが相応しいものでありますが、この3回の開催を通じて、これは定期行事として、視覚障害者だけでなく多くの方に支持され、定着した感があります。事前にガイドブックやインターネットにより、情報を入手され、目的をもって来場される方が非常に多いことからも、これはうかがえます。

 サイトワールドが、出展者、来場者、お世話いただいたボランティアの皆さん、そして、ご後援いただいた官庁、諸団体、この他多くの方々によって育まれ、成長していることを感じます。当センターが事務局として、事務一般と運営の任を担ったことを誇りに思っています。

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2009年 チャレンジ点図カレンダー 発売中

高橋 和哉

 私がこのカレンダーと深く関わり続けて、5年目になりますが、今年は、フランス人のシャンポリオンが解読したヒエログリフを中心に、古代エジプトを表現しました。

 昨年までの様々な意見を採り入れながら、マイナーチェンジしています。まずは、台紙下部に、「点字にふれよう!・・・」というメッセージを大きく記し、店頭に並べられた時に、このカレンダーが存在感をもてるようにしました。

 また、各月の点図の説明を読みやすくし、点字説明の位置を工夫することにより、触読者に配慮しました。あと、台紙裏に点図の説明を印刷することにより晴眼者への配慮もしました。

今年は、早い時期に朝日新聞(平成20年10月16日)に掲載していただきました。

 ナスカの地上絵を作成した一昨年は、ペルー大使館への対応が遅れて、大使館からの情報発信効果を得られませんでしたが、今回は、10月上旬にエジプト大使館に数部寄贈しました。大使館でも評判が良く、日本政府、関係省庁、エジプト本国へ定期的に送付する大使館広報誌(EGYPT Information Bulletin October 2008)でこのカレンダーを紹介して頂きました。

 ここ5年製作して感じることは、関心の高さと販売数には相関関係がないことです。どうか、皆様、さらに1部の購入の検討をよろしくお願いします。

 今年も、港区のセレスティンホテル様、岡山パールライオンズクラブ様、株式会社TNK様から大口の注文を頂きました。5年目のセレスティンホテルは、今回から親会社の三井不動産のネームも印字するようになりました。更に多くの方の目に触れることを期待しています。

 これからも知恵を絞って、ユニバーサルな、かつ意外性のあるカレンダーを作成していきますので、よろしくお願いします。

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養成講座の中間報告

三上 奈美恵

 8月23日(土)に今年度の専門点訳者実践養成講座の開講式が行われてから早2ヶ月半が過ぎようとしています。公益信託東京日本橋ライオンズクラブ立川福祉基金より助成をいただき実施しました、松谷詩子さん(日本点字図書館 図書情報課主任)をお迎えしての講演会は、受講者の方のほか一般の方たちにも多数ご参加いただき、嬉しいことに会場の定員を超える盛況ぶりでした。

 「点字は誰のもの?」と題した講演では、松谷さんの点字との出会いからご自身の体験に基づく身近な例を示しながら、点字・点訳についてわかりやすくお話ししていただきました。そのなかで、特に印象に残ったことばがあります。「点訳とは、普段遣っていることばを見つめなおすよいチャンス」「点訳をする上で、読み手である視覚障害者の生活を考えていくことが大切」「点訳上のルールはルールではあるけれど、ケースバイケースといえる。柔軟性がなければ点訳はできない」

 点訳をしていると、日本語の奥深さを実感するとともに、無意識に誤ったことばを遣っていたことに気づかされることが多々あります。日常生活においてことばに敏感であることは非常に大事なことです。そして何より、点字ユーザーのサポート役として、ユーザーにとって読みやすいわかりやすい点訳本をつくる、少しでもユーザーの要望に応えられるよう柔軟に対応できる、そういった姿勢を忘れずに点訳をしていきたいものです。

 当初8講座が揃ってスタートしましたが、現在までに「点字校正」「情報処理」「実践」「邦楽」の4講座が全日程を修了し、今月末までにさらに「音楽基礎」「外国語基礎」「理数」の3講座が最終回を迎えます。

 今回はこれまでにない多くの講座が同時開講しました。そのため、センターの会議室はほぼ毎日、何らかの講座が行われており、多い日ですと、午前・午後に2講座が実施されることもあります。ただし、定員以上に受講希望の多かった「実践」「邦楽」と「点字校正」の3講座については初めから別会場を使用しての開催とさせていただきました。

 前号でも報告しましたとおり、今年度の講座には70名延べ106名が参加されています。10講座のうち複数受講される方も多く、なかにはお一人で4講座も受講してくださっている方もいらっしゃいます。毎日のように講座へ出席し、課題に取り組み、さぞ忙しい日々をお過ごしだったことでしょう。また、飛行機や新幹線に乗って、毎週通ってきてくださっている方もいらっしゃいます。地方では専門点訳の講座が開催されていないということは問題点でもあるのでしょうが、熱心な受講者にご参加いただくことは私どもとしては大変ありがたいことです。養成講座では少人数制の特性を活かし、講師への質問はもちろん、受講者同士の交流を図り情報交換の場にするなど、本講座をきっかけに点訳仲間のネットワークづくりをしていただければ、これほど喜ばしいことはありません。

 まだ年明けに開講する「日本語応用」「外国語応用」の2講座がありますが、全10講座について簡単ではありますが、一覧にまとめて掲載させていただき、中間報告にかえさせていただきます。

【講座一覧】(講師/曜日・日程・回数・受講者数)
(1)日本語基礎(講師:飯田三つ男/火曜午前・8/26-12/16・全15回・12名)
 
(2)日本語応用(講師:飯田三つ男/火曜午前・1/13-3/17・全10回・12名)
 
(3)実践(講師:橋本京子/水曜午後・9/3-10/29・全5回・15名)
 
(4)外国語基礎(講師:武者圭氏/火曜午後・9/9-11/25・全10回・7名)
 
(5)外国語応用(講師:武者圭氏/火曜午後・1/13-2/10・全5回・6名)
 
(6)理数(講師:田中仁氏/金曜午後・8/29-11/28・全10回・11名)
 
(7)情報処理(講師:石田透氏・土曜午前・8/30-10/4・全7回・4名)
 
(8)音楽基礎(講師:坂巻明子/月曜午後・8/25-11/17・全10回・5名)
 
(9)点字校正(講師:高橋恵子氏/土曜午後・8/30-9/13・全3回・18名)
 
(10)邦楽*(講師:河相富陽氏/木曜午後・8/28-11/13・全10回・16名)
 
 *「邦楽」は点字楽譜利用連絡会との共催による。
 

 最後となりますが、今年度の第17回専門点訳者実践養成講座は社会福祉法人中央共同募金会から助成をいただき、開催することができました。職員一同、ご厚情に心より感謝申し上げます。

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最近のチャレンジから

高橋 和哉

 最近は、様々な方がチャレンジを訪れるようになりました。少し紹介します。

10月2日(木) 都立久我山盲学校

 久我山盲学校の中学3年生6名、保護者3名、教員2名が来られました。点字使用者がいなかったので、3階での点字校正作業は見学にとどめ、2階での作業をメインに時間を過ごしました。

 中学生ということで、どのような実習内容が妥当なのか、悩みました。やる気を持ってもらうことが一番ですので、持って帰ってもらうことを前提に、自分の好きな絵柄を選んで、点図のしおり作りをしました。生徒だけでなく、保護者、先生も加わって楽しい実習を提供できました。


10月15日(水) プルデンシャル生命保険株式会社

 プルデンシャル生命保険株式会社 新東京第三支社 第五営業所の所長以下全員(13名)が、ボランティアとして利用者と関わりながら働いていただきました。カレンダー製作、サイトワールド準備の真っ只中でしたので、マンパワーとしても非常に助かりました。最後30分ほど、利用者と話をする機会を設けたので、視覚障害への理解が深まったと思います。


10月30日(木) 狛江市社会福祉協議会

 狛江市社会福祉協議会の職員の方が、狛江市在住の若い視覚障害者と来られました。視覚障害者を対象としている作業所を見たいということで来られたようです。点字校正、作業場面を見学していただき施設長からチャレンジの説明をしました。狛江市にこのような作業所はないので、彼は残念がっていました。


9月上旬、10月下旬

 立て続けに、2名の精神障害者(世田谷区在住、杉並区在住)の方が相談と見学を兼ねてチャレンジに来られました。精神障害の方が、なぜここに相談に来られるのか不思議ですが、世田谷区の方も杉並区の方も地元の相談施設からの紹介ということでした。

 チャレンジが視覚障害だけでなく、精神障害の方も受け入れている実績を評価しているところが出てきたことは有難いことです。


11月20日(木)(予定です) 都立八王子盲学校

 八王子盲学校から高校生1年生が2名、実習に来られます。うち1名は、昨年の八王子盲学校の文化祭の時に、しおりを通じて知り合った女の子です。文化祭に参加した利用者も彼女のことを覚えており、騒がしい実習になりそうです。


 ここ数年、視覚だけでなく他の障害者も受け入れてきました。このような利用者が定着する(定着することは、違う意味で良くないことですが)ことにより、チャレンジ入所を希望する方が増えてくると期待しています。

 それに、利用者にとっては、同じ障害者同士の小さな社会でなく、他の障害のある方と共に活動することにより、その障害の理解が深まり、一人の人間として、もっと、やさしくなれると考えています。

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