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2010年8月17日発行 第65号 社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター

支援センターだより

皆さまへ

理事長 高橋 実

 今年はあまりに寒暖の差が激しく、私のように衣替えを何月からと決め込んでいますとそれまでは暑かろうが寒かろうが、また見てくれがどうであれ衣服を替えないという馬鹿げた者にとっては大変でした。しかし夏本番、猛暑となれば我が家ではエコどころか古いクーラーと扇風機がフル回転で、同居人は呆れ果て困っているようです。

 皆さまはいかがお過ごしでしょうか。私みたいな非科学的な生活をなさっておられる方はいらっしゃらないと思いますが、くれぐれも体調には充分ご注意の上お過ごしください。

 今年も早半年が過ぎ去りました。私たちが清き1票を投じて選んだ国会議員さんたちは何を考えているのか庶民に痛みだけを押しつけて、全く夢が持てるような社会になってこないと思っているのは私だけなのでしょうか。しかし有り難いことに、今年も色々な助成団体が零細施設である当センターにお力添えくださっていることに感謝申し上げます。国からの予算が減ったの、現状維持だのと言っている施設や団体は羨ましい話で、センターのように一銭も国から助成金をもらえずに頑張っているところもあるのだということを、広くPRしていかなければならないと思っております。

 そんなこんなで微力な私たちの力だけでは全く社会貢献はできないのですが、全国津々浦々の支える会会員をはじめ、数多くの助成団体からご支援をいただきながらささやかな社会貢献ができていますことを、重ねてお礼申し上げます。個々の助成金については担当職員が使途と感謝の気持ちを伝えていますので重複を避けますが、いずれにせよ皆さまの多大なるご厚意に対し幾重にもお礼申し上げます。

 ただ、これも予想しておりませんでした「あらた監査法人」「プライスウォーターハウスクーパース株式会社」の皆さまから高額のご寄付をいただきました。できれば「もの」で感謝の意をいつまでも持ち続けたいと思い、目下欲しいもの・必要だらけの中から1つを選びだそうと思案中です。結実しました暁にはご報告させていただきます。

 先頃、大阪で月刊『視覚障害――その研究と情報』の編集会議を行ないました。誌面の充実が読者の拡大に繋がるのだとは思いますが、なかなか思うようには伸びません。媒体を増やすことによって読者が増えるという計算になかなか辿り着けないことに歯痒さを感じます。是非画期的な企画と読者拡大策について提案していただきたく、切にお願いする次第です。会議後「点字ブロック発祥の碑」を触りに岡山市に行ってきました。このことについては本誌4月号のグラビアでも扱いましたし、10月号(予定)の「視覚障害者の暮らしと文化を豊かに――企業の歩みと私の思い」で「安全交通試験研究センターと三宅三郎氏」を取り上げたいと思っておりますので重複は避けますが、2mほどの御影石に「点字ブロック発祥の地」と彫られていたのが印象的で、いつまでも触っていたい感じでした。私は点字毎日在職中何回となく岡山盲をお尋ねしました。その都度その点字ブロックを足に触れているのですが、何の感慨もなくその上を歩いていたことで慣れの恐ろしさを反省し、改めて考案者である今は亡き三宅精一氏に感謝する次第です。

 また私事になりますが、私の誕生月が7月なのですが、後期高齢者ともなりますとあまり嬉しい日ではありませんが、点毎時代3番目の秘書だった女性から毎年必ずその日に「誕生日おめでとうございます」という電話をもらいます。朝一番に職場にかかってきますので職員が聞いていたのかどうかはわかりませんが、今年は職員全員からそれぞれ「おめでとうございます」を言われ、返す言葉に窮したほどです。後期高齢者の真っ直中にあって、気力も意欲も体力も自然になくなり、ただただ精神力と皆さまのご支援で当法人を運営しているという気持ちが偽らざるところです。センターの社会的貢献度もさることながら、個性を持った職員のため私が去ったあとの生き残り策もきちっと立てなければならないと、数多くの「おめでとうございます」の中で正直苦悩する私です。また、利用生で視覚障害ではない口数の少ない女性が、わざわざ2階のフロアから私のいる4階のフロアに来て、小さな声で「理事長、誕生日おめでとうございます」と言われたのには感無量でした。その女性に「あなたの誕生日は?」と聞きますと、なんと娘と同じ8月23日でした。そのときには言いませんでしたが、当日は「娘と同じ誕生日ね」とお祝いの言葉をプレゼントしようと思った次第です。

 そのチャレンジを作ったのが1998年で、翌年の1999年杉並区、2000年に都と国の認可をそれぞれ受けました。私は1954年大学進学以来、職域の拡大と雇用促進運動をその折々の立場で取り組んで来ました。しかし1987年、センターを立ち上げてからはいっぱしの経営者ですから強烈な運動からは手を引きました。その代わり盲学校卒者や大卒者で色々な事情から運悪く社会参加に挑戦できなかった人を対象に、1年から3年「社会経由施設」として支援することを目的に「チャレンジ」を設置しました。その後10人前後の人が公務員や一般施設に堂々と試験をクリアして就職しています。しかし、障害者自立支援法などの影響もあって現在は視覚障害だけでなく他の障害を持つ人たちも迎え入れなければならないことになり、なかなか社会参加も運営も難しくなってきています。このような施設に関わっている皆さま、是非お知恵をお貸しいただければ、この人たちの幸せは早く早くやってくるのだろうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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カレンダーに関して

高橋 和哉

 カレンダーを通して、様々なことを経験しました。1年目には、日本カレンダー展で審査員特別賞、国際カレンダー展での銅賞受賞しました。またセレスティンホテルから大口購入の申し出がありました。2年目は、ジンクスなのか製作することで精一杯でしたが、3年目はナスカの地上絵を題材にし、ペルー共和国総領事から感謝状をいただきました。4年目は、環境問題に目を向けてもらいたかったことと水の都「東京」を表現しました。この年に、利用者の皆さんとセレスティンホテルに訪問し、総支配人の歓迎を受けました。また朝日新聞に定期的な新聞掲載も始まり、お蔭様で初めて12月上旬に完売しました。5年目は、エジプトのヒエログリフ(象形文字)をテーマに、できる限り触読者に楽しんでいただこうと知恵を絞りました。エジプト大使館の広報誌に掲載していただき、エジプト専門の旅行会社でもHPに取り上げていただきました。昨年は、初心に帰り星座を題材に作成しました。しかし、「好事魔多し」で、11月に「31日」の記述をしてしまい、その後の対応にてんやわんやでした。

 この誤植に関しては、支える会の皆様にも大変申し訳なく思っています。この場をお借りして謝罪いたします。お許しください。

 2011年のカレンダーも既に製作に入りましたが、その前に良いお知らせを。

 日本財団と日本セルプセンターが共同で行っている、「真心絶品(まごころぜっぴん)」事業でこのカレンダーが、数多くの作業所商品の中から優れた商品として、認定を受けました。

 また、その商品の中から10点選んで、平成22年9月7日(火)〜10日(金)、東京ビッグサイト全館で開催される「第70回東京インターナショナルギフトショウ」に出展することになりました。この星座カレンダーが、20万人(昨年の来場者)の誰かの目に留まることを願っています。

 本題に戻りますが、2011年のカレンダーの題材は、モザイクを考えています。そもそも、イスラム教に縁の深いもので、アラベスクともいいます。有名な建築物に、スペインのアルハンブラ宮殿があります。織物では、ペルシャ絨毯の柄が有名です。また、織物都市であるイギリスの「ペイズリー」が、柄の名前として残っている面白い例もあります。

 イラン(イマーム広場)、インド(タージマハル)、中国、韓国、日本と、その土地のものを題材として、モザイク模様は伝播しました。日本では、唐草模様や千鳥模様がそれにあたります。 2011年のカレンダーもぜひ、ご購入をよろしくお願いします。

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サイトワールド2010 あなたの参加から

事務局長 近藤 義親

 今年で5回目の開催となるサイトワールドは、例年出展される企業団体に加え、初めて出展される企業団体も続々と名乗りを挙げられ、例年以上に成功を予感させるものとなっています。

 出展される側には、多くの方に知らせたい情報があり、また情報に対する評価や感想を得たいという動機があります。来場者にとっては、これらの情報(特に新鮮な)を知りたいというニーズと、意見や思いを伝えたいという気持ちがあります。これらがマッチして、サイトワールドは出展者と来場者の交流が濃密に行なわれることを特徴とするひとつの文化を生み出しています。

 視覚障害者にとっての使い易さの追求は、誰もが使え、利用できるユニバーサルデザイン(UD)に通じますが、UD製品の進化と普及に、障害者の声やニーズが反映していることに、誰もが当事者であることに気づかされます。

 見物客でなく、交流への参加者としての来場者が出展者とともにサイトワールドを構成していることは、アンケートを通じ、また事務局に寄せられる来場者のサイトワールドへの期待や要望などからも伺うことができます。

 最先端技術の機器展示だけでなく、日常品の紹介、研究発表があり、意見や思いを言える場があり、行けばすべてが分るような展示会を開こうという主催者の当初の思いは、年々のサイトワールド開催を通じて、多くの方の賛同を集め、文化として育まれていると申せましょう。。

 今年は、日本点字制定120周年を記念し、「身近になった点字 〜 日本における点字とアクセシブルデザイン」企画展で、身の回りのあらゆるものに表示されている点字の現状の紹介と、公共空間、家電操作部、包装容器等における点字表示の現状を展示します。会議室4にて、1日〜3日午後4時まで展示します。

 支援センターだより64(5/10発行)では、11月1日午後の「2010年アジア太平洋盲人福祉会議」中期総会行事のシンポジウムの開催をお知らせしました。サイトワールドの開催に合わせて、この国際会議の日程が組まれており、「視覚障害者と情報・通信・技術(ICT)」がテーマのシンポジウムとともに、サイトワールド展示会場には、将に情報・通信・技術などの最先端のテクノロジーも紹介されており、アジア各国からの参加者との熱心な交流が期待されます。

 日本独特の活動弁士による映画説明(ライブ)で、映画を鑑賞いただこうと思います。伊東喜雄監督のドキュメンタリー映画「瞽女さんの唄が聞こえる」は、盲目の女性で、旅をし、唄をうたい、僅かな米銭を得て生涯を送った門付け芸人の最後の瞽女、杉本キクイさんら3人の日常の暮らしと瞽女唄の稽古風景、昔の瞽女宿を訪ねた最後の旅の様子を記録したもので、約40年の歳月を経て2008年に完成した作品です。これを活弁士 佐々木亜希子さんのライブでの説明付でお楽しみください。シネマライブは、1日午前10時30分と2日午後1時にそれぞれ公演します。Bmap(Barrier free Movie for All People)の協力のイベントで、併映作品の予定もあり、それは当日のお楽しみといったところです。

 2日の午前10時30分から、「ライフサポート学会」があります。昭和60年に設立され、障害者や高齢者のための福祉工学、生活・生命支援工学について研究、情報交換を行なう学会としてフロンティア的役割を果たしていますが、今回も学会員の先生方や学生の皆さんの学術研究の発表があります。

 3日の午前10時30分から、「サイトワールド・アクセシビリティ・フォーラム」があり、企業・大学・団体の研究者、開発者からアクセシビリティをキーワードに研究発表があります。このフォーラムは、KGS鰍フ主催により、企業の枠を超えたものとして1998年から開催されてきましたが、サイトワールドとともにそのイベント行事となり、今回で17回目となります。

 ライフサポート学会、アクセシビリティフォーラムとも、サイトワールド第1回からのイベントであり、毎回の研究発表は、視覚障害者のみならず参加者の感動を呼んでいます。発表者の地道な研究姿勢や、ものごとの発展や機器の進歩にたゆまない研究の裏づけがあることに気づかされるからでもありましょう。近年は、研究発表の場として、参加を希望される研究者もあり、会館8階の展示会場の出展製品・情報と合わせて、サイトワールドがいろいろな情報を発信するイベントとしても地歩を固めていることがわかります。

 静岡県立大学 石川研究室主催で、「次世代GPS歩行支援システムの開発」をテーマに、石川准教授を講師にセミナーが3日の午後1時から開催されます。そして、会議室3と5では、各団体によるセミナーや体験会が予定されています。

 サイトワールド2010は、今年も11月1日(日本点字制定の日)、2日、3日(文化の日)の会期で、会場もこれまでと同じ、JR総武線・東京メトロ半蔵門線 錦糸町駅前のすみだ産業会館(丸井錦糸町店8・9階)にて開催します。

 例年通りサイトワールド2010のお知らせパンフレット、ガイドブックの点字版・墨字版(無料)を、準備でき次第、ご希望の方にお送りしますので、事務局 近藤までご連絡ください。

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日本点字制定120年記念エッセイ集発刊のお知らせ

輿水 辰春

 センターでこの春より公募してきました「日本点字制定120年記念エッセイ」も、この原稿を書いている数日後には締め切りを迎えようとしています。締め切りが近づくにつれ、センターに届く原稿も増え、ここ数日は毎日のように寄せられています。この65号が皆さまのお手元に届く頃には、点字で応募された作品を墨訳したり、あるいは墨字で届いた手書きの作品をデータとして入力したり、と締め切りを過ぎてからが担当の正念場と気を引き締めております。支える会の皆さまの中からも、ご応募いただいた方がおりますようで、大変嬉しく思っております。本当にありがとうございました。ルイ・ブライユ生誕200年、石川倉次生誕150年、日本点字制定120年と、昨年からの2年間は点字にとって、まさに節目となる年でした。大手メディアでも、点字のことを耳に、あるいは目にされた方も多かったと思います。センターが行なってきました3回にわたる公募企画も、啓発・啓蒙の意味でその一角を担えて来られたのだとすれば、大変ありがたく、そう願うばかりです。

 さて、過去2回にわたり、皆さまから応募いただいた作品の中から予備選考会で評価を得たものを「作品集」として刊行してきました。『ルイ・ブライユ生誕200年記念作品集』と『石川倉次とその時代〜点字がつなぐ過去と未来』がそれです。執筆者の方々の点字への思いや素朴な感謝の気持ちが、生きた声として伝わると読者の皆さまには高い評価を得ております。また、併載しました阿佐博先生(日本点字委員会顧問)が書き下ろされた「点字エクササイズ63」「初期盲教育の周辺と石川倉次」も、点字初心者の方からベテランの方まで「おもしろい」「ためになる」と評判です。

 そうした経緯もあり、今回も「作品集」刊行を予定しています。併載作品については未定ですが、11月1日の日本点字制定120年の日に、サイトワールド会場にてお披露目できるよう準備していきます。どうぞ会場で本書をお手に取ってみてください!

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前川報恩会様より録音機器購入費をご助成いただきました

坂本 晴代

 昨年度に引き続き今年度も財団法人前川報恩会様より録音機器購入費をご助成いただきました。

 購入させていただきました機器は以下の通りです。

・ノートパソコン
・PRS PRO
・ヘッドフォン
・オーディオディバイス
・外付けHDD

 購入しましたパソコン一式を使い、早速「新宿区 わたしの便利帳」でデイジー版を作製しました。

 今後も、機器を増やし、在宅でもお手伝いいただけるように徐々に録音環境を整えていきたいと思っております。一人でも多くのボランティアの方々に編集をお手伝いいただき、「正確・迅速に」をモットーにより良いデイジー図書等を提供していきます。

 最後になりましたが、今回の購入に際し、お世話になりました財団法人 前川報恩会 事務局の稲田理恵子様、(株)アメディアの宇都修一様に紙上ではありますがあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

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小規模通所授産施設から就労継続支援B型へ移行します。

高橋 和哉

 平成18年に、障害者の福祉サービスの一元化をうたった障害自立支援法(*1)が施行されました。法律の中身の議論は省略しますが、この支援法施行に伴い、私どもの小規模通所授産施設(*2)は、平成23年度までに、訓練等給付費事業(*3)の中のいずれかに移行しなければならなくなりました。

 しかし、ハードルは通所利用者が常時20名以上必要ということでした。ここ数年、チャレンジ通所者の1日あたり平均人数は12名程度ですので、この条件には遠く及びません。よって、この4年間は移行できずにおりました。

 ただ、チャレンジと同じく、通所利用者が満たないために新しい体系に移行できない小規模授産施設があまりにも多かったため、平成24年3月31日までに、小規模通所授産施設から就労継続支援B型に移行する場合において、都道府県知事が認めた場合は、定員は10名でも構わないという緩和措置がとられました。この緩和措置のおかげで、チャレンジも身動きが取れるようになりました。

 平成22年7月現在、利用者は15名ですが、平成24年4月までに利用者を20名にすることを前提に、新体系移行の準備をすすめています。

 現在、新体系移行のために満たしていない要件は以下のとおりです。

1.サービス管理責任者、相談支援従事者(*4)の配置。
 両資格取得のための研修参加要件を満たしている私が受講しました。この7月にサービス管理責任者研修を終え、1月に予定されている相談支援従事者研修に参加して、都から認証を受ける予定。

2.相談室の確保
 広さは問いませんが、声が漏れ聞えない部屋のことを指します。具体的には、壁が天井まで連続している部屋を要求されます。
 車椅子利用者(現在、1名在籍。来年2名になる予定)の方も利用出来る相談室確保の見通しは無く、非常に厳しい課題です。

3.定款の変更
 次回開催の理事会承認を経て、変吏します。

4.嘱託医の確保
 4年間、利用者の定期健康診断でお世話になっている医院に委託予定。

 これらの要件を満たせば、新体系に移行できます。

 新体系に移行すれば、公的助成金が約1割から2割増額され、施設経営(運営ではなく経営を使います)にゆとりができます。

 ただし、サ―ビス管理責任者の責務は非常に重くなり、すべての利用者に対して、短期・中期・長期の目標を立て、それらに基づいた利用者支援を行われなければならなくなります。

 また、監督官庁となる東京都の年1回の監査は、総勢5名で丸1日費やして行われるものです。当法人は、本部を含めると会計区分が5つあります。チャレンジはそのうちの1つですが、監査は、チャレンジの単一会計区分だけで監査するのではなく、5つの会計区分間の職員の動き(職員の兼務など)、お金の流れ(占有スペースに対する適正な貸借料支払いなど)が適正であるかを監査するそうです。

 移行直後の1回目の監査は、特に厳格なものであると聞いております。

 私は、監査のために仕事をするのでなく、障害者を支援する施設として、当たり前のことを毎日、当たり前に行うつもりで楽天的に構えています。

 ただ、これは、チャレンジだけの問題ではありません。法人に関わる職員、ボランティア、利用者みんなで情報を共有した上で、話し合いそれぞれの考えに耳を傾けて、意見を集約し、同じ方向を向いて仕事ができることを目指します。

 平成23年4月移行開始に向けて準備を進めています。

 これからも皆様のご支援を必要としております。今後とも、チャレンジをどうぞよろしくお願いします。

 地べたを這いつくばって頑張っていれば、そのうち羽ばたけることを信じています。

 (*1) 障害自立支援法:障害者自立支援法とは、「障害者及び障害児がその有する能力及び適性に応じ,自立した日常生活又社会生活を営むことができる」ようにすることを目的とする日本の法律である。従来の制度と比較して、障害に対する継続的な医療費の自己負担率が、5%から10%に倍増した。狙いは、少子高齢化社会に向け、従来の支援費制度に代わり、障害者に費用の原則1割負担を求め、障害者の福祉サービスを一元化し、保護から自立に向けた支援にある。また、同時に国の財源負担義務を課している。平成22年7月現在、事実上、この法律は廃案となっている。

 (*2) 小規模通所授産施設:平成13年に社会福祉基礎構造改革の中でうち出された社会福祉法人認可基準の緩和方策にそって、「小規模通所授産施設」という名称の新しい施設制度が設けられました。つまり、障害者通所授産施設の定員を現行の20名から10名に引き下げ、施設は賃貸借でもよいとするもの。

 (*3) 訓練等給付費事業:訓練等給付費事業は、障害を持つ人が可能な限り自立して地域の中で生活するために、一定期間に提供される訓練的な支援です。次の4つの事業があります。【自立訓練(機能訓練・生活訓練)】自立した日常生活又は社会生活ができるよう、一定期間、身体機能又は生活能力の向上のために必要な訓練を行います。【就労移行支援】一般企業への就労を希望する人に、一定期間、就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練を行います。【就労継続支援(A型=雇用型・B型=非雇用型)】一般企業等での就労が困難な人に、働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行います。【共同生活援助(グループホーム)】夜間や休日、共同生活を行う住居で、相談や日常生活上の援助を行います。

 この4年間、杉並区と話し合いを続け、どの事業に移行するか検討を行ってきました。比較的高い工賃を支払っていること、利用者の能力が比較的高いこともあり、就労継続支援B型に移行することに決めていました。

 (*4) 相談支援従事者:サービス管理責任者は、障害特性や障害者の生活実態に関する専門的な知識や個別支援計画の作成・評価などの技術をもち、さらに他のサービス提供職員に対する指導的立場が期待されていることから、障害者支援に関する一定の実務経験と併せて、別途定める「サービス管理責任者研修」及び「相談支援従事者研修」の一部のカリキュラムを受講・修了することをその要件とすることとしています。

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