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2013年4月23日発行 第75号 社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター

支援センターだより

皆さまへ

理事長 高橋 実

 4月も半ばに入りましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。寒さ暑さも彼岸までとかよく言われたものですが、果たしていつになったら清々しい毎日が訪れるのでしょうか。これからの気温が気になる私ですが、皆さま、くれぐれも体調にはご注意の上、お過ごしください。
 当法人も皆さまのご支援とお力添えをいただき、昨年7月21日、センター開設25周年記念事業を盛会裏に行うことができました。本当にありがとうございました。会場となったホテルは、感謝と喜びと不安と夢いっぱいでスタートした成田東の仲村さん宅と狭い道路一本を挟んだところでしたから、なんとも言えぬ感情で涙が出てきました。
 ご参加いただいた方の中には、所有者が代わって建て替えられた仲村さん宅跡地までわざわざ足を運ばれた人もおられ、「狭い通りにはまだ、点字ブロックがありましたよ」などと話しておられました。以前にもお話ししましたが、東京メトロ丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅からセンターまで点字ブロックを敷設してもらうときも、役所は都道・区道・私道とかいろいろ難しいことを言っていましたが、幸い調整してくださり、すぐ実現しました。10年後、センターが引っ越したあと、青梅街道沿いの点字ブロックははずされてしまいました。ホテルは福島木材の跡地に建てられたそうですが、福島木材の当時の社長さんは、早起きと酒好きで私と共通していて、敷設された翌朝、「理事長さん、こんなふうに点字ブロックが敷設されています。よかったですね」と嬉しそうに、私の手をとって触らせてくれたことを思い出します。
 25周年記念誌は『四半世紀のあゆみ』として墨字で出版し、「支える会」の全会員と関係者にお送りしたつもりですが、もし受け取っておられない方は、ご面倒でもお申し出ください。また、『視覚障害』4月号で、「視覚障害地方公務員と普通校教員の実態調査」について、キャリア・コンサルタントの依田隆男さんに紹介していただいています。この報告集は必要と思われる方にはお送りしております。ご希望の方はお申し出くだされば、実費500円でお分けいたします。実態調査に引き続き、全国生活協同組合連合会と全国労働者共済生活協同組合連合会のご助成をいただき、「視覚障害国家公務員・地方公務員・普通校教員の事例集」(仮題)を作るため、目下取材に入っております。ご期待ください。
 また、私がセンターの「顔」として力を入れています事業のひとつに月刊『視覚障害』の編集・発行があります。その創刊300号が来たる5月発行分です。このルーツは1963年4月の『新時代』の創刊にあります。それ以来、年1回から2回、3回、4回、6回と力量不足ながら回数を増やしてきました。そして、No.191(2004年4月)から、月刊になりました。創刊300号を迎えたのを機に、5月号で「雑誌『視覚障害――その研究と情報』300号に見る変遷」を愼英弘さんに執筆してもらいました。
 その300号記念会を来たる6月8日、行いたいと思っております。
 これまた、申し上げるまでもないことですが、法人格は情報提供施設として位置づけられています。その中に大きく分けて点字図書館と点字出版があります。点字図書館には国などの助成が一定基準で支給されていますが、点字出版は「営利を目的としている」として助成が全く認められていません。私が日盲社協の役員をしているころに「現状にあっていない」ということなどで、設置基準の見直しを議論しましたが、図書館と出版を兼ね備えているところなどもあって、仲間内での話はかみ合いませんでした。
 そんなことを申し上げようと思っていたのではなく、助成団体にお願いしていた助成金が認められたことをご報告し、皆さまと共に感謝の意を表したかったのです。日本郵便株式会社から「25年度年賀寄付金配分決定通知」を、公益財団法人JKAから「補助金交付内定通知」をいただきました。「年賀寄付金」は点字プリンタを購入するためです。1台を除き、保守契約もできないほどの耐用年数オーバーだそうです。「センターは機械を酷使しすぎる」と製造元では言いますが、私は「酷使に耐えられる機械を提供してもらわなければ」と相変わらず無茶なことを言っております。
 JKAの場合は、4月26日の説明会で助成額などがはっきりしますので、今のところ具体的なことは言えませんが、「コンサート」「養成講座」「記念講演会」の3/4を捻出してもらえるのだろうと準備を進めております。両団体に重ねてお礼申し上げます。
 そのコンサートですが、今回も「競い合い、助け合う コンサート2013――羽ばたけ視覚障害音楽家たち」として10月19日(土)午後、昨年同様、勤労福祉会館・西荻地域区民センター(杉並区桃井4-3-2)のホールで開きます。先程も申し上げましたように、最終的な出演者は決めかねていますが、ただ、新進気鋭の邦楽家・澤村祐司さんとその仲間たち(センターの邦楽講座に彼のアシストとして来てくれている同僚や後輩の女性たち)と、賛助出演で女声コーラスの「トゥインクル・スター」の皆さんには了解を得ております。チケット捌きなどでもご協力をいただかなければなりません。来たる26日のJKAの説明会後、出演者をはっきり決めてチラシなどを作成しますので、ご協力とご期待を。
 第11回チャレンジ賞ならびにサフラン賞受賞者の選考委員会は来たる16日(火)開催の予定です。受賞者の発表は月刊『視覚障害』5月号で行います。その贈呈式は6月8日(土)の午後、行う予定です。
 第22回専門点訳者実践養成講座は下記の要領で行います。いずれも全10回で、会場は当センター会議室です。受講料は無料ですが、センターを支える会会員か入会者に限ります(会費は年間5千円)。ただし、邦楽のみどなたでも無料で受講できます。お申し込みの締切は5月20日(月)です。ご不明の点は担当・星野までお問い合せください。

  6月8日(土)午後、ホテルルートイン東京阿佐ヶ谷(杉並区成田東5-35-14)の2階ホールで「第22回専門点訳者実践養成講座」の開講式と「第11回チャレンジ賞・サフラン賞贈呈式」と記念講演会、そして月刊『視覚障害』創刊300号記念会を開く予定です。詳しくはそれぞれについて改めてご案内しますので、ご承知おきください。
 なお、私は発足以来今日まで理事長と所長を兼務してきましたが、3月末で兼務を解き、理事長職に専念することになりました。4月1日付で、このあとご挨拶します込山光廣が所長に就任しましたので、なにとぞよろしくお願いいたします。

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視覚障害者の社会参加を進めるために

所長 込山 光廣

 4月1日から視覚障害者支援総合センターで働いています。私は生後まもなく、緑内障で弱視となり、小学校6年生の時に完全失明(全盲)しました。それから50年以上「光のない生活」とお付き合いしています。
 1981年「国際障害者年」は、ノーマライゼーションを理念とし、障害者の「(社会への)完全参加と平等」をテーマとしました。それから30年余過ぎましたが、視覚障害者の社会への参加はまだまだ不十分と言わざるを得ません。
 私は盲学校の理療(按摩・マッサージ・指圧、鍼、灸)科に学び、免許を取得しました。上のクラスに進学して盲学校の理寮科の先生になるという道がありましたが、当時は冒険ともいえる大学進学に挑戦しました。どうしても英文学を勉強したかったのです。しかし、点字での受験や、全盲者の入学を認める大学はほとんどありませんでした。盲学校の先生や視覚障害者の先輩、周りの学生などと共に「大学の門戸開放運動」を行い、ようやくのことでA大学に入ることができました。でも、身分はいつでも退学可能な特別学生で、一般学生になったのは3年生に進級してからです。学習環境について言えば、大学側の盲学生への援助は無く、教科書や必要な資料は周りの学生に点訳・音訳を頼みましたが、ほとんどの教科を教科書もなしで切り抜けたのが実態です。そんな学習環境を少しでも改善しようと、盲大学生が集まり、すでに大学を卒業した視覚障害の先輩達で結成されていた文月会に属しました。現センター理事長・高橋実さんと出会ったのは、この文月会活動を通してです。高橋さんは、文月会の役員として、盲学生の進学や就職の問題に真正面から取り組んでいて、その姿勢に私は大きな影響を受けました。
 大学卒業後私は、理療業に従事して生計を立てながら社会福祉を学びました。そして、東京都職員採用試験を点字で受験し、長年の夢であった都の福祉に関連する職場で定年まで、さらに再任用・再雇用の5年間働くことができました。
 都制人として過ごした32年のうち、前半の18年は子供や女性の相談事業に、後半の14年は障害者の授産や相談、ボランティアの育成に努めました。
 また、仕事とは別に、2003年には高橋理事長や日点の田中理事長の後押しを受けて、日本点字技能師協会を設立し、正しい点字の普及や視覚障害者の情報環境の改善、点訳に携わる者の点訳技術の向上に努力しました。

 センターはこれまで、点字書や社会啓発書の出版、その他の事業を通じて、視覚障害者が学び・働き・社会活動へ参加することに大きく貢献してきました。私も数年前から「支える会」の会員となり、微力ながらセンターを支えてきたつもりです。これまでのセンターの歴史と伝統を大切にしながら、さらに点字の普及ならびに視覚障害者のニーズを満たす事業ができれば、と私は考えています。
バリアフリーという語が一般の人々に理解され、その考え方が支持されるようになってきました。しかし、例えばまったく平らにされた道路や床面、広々とした通路や広場などは、自分の現在位置を確認できずに困ることがあります。視覚障害者にとっては「バリアフリー」が逆に「バリア」になってしまうと言えます。このようなことは、視覚障害当事者でなければなかなか気づきにくいことでしょう。センターは、視覚障害に関するあらゆる情報を入手し、その中から有用な情報を視覚障害者と一般の人々に発信し、そのことにより視覚障害者の社会参加が一歩でも前進することを願います。
都職員として、また障害者運動のリーダーとして、育んだ力とノウハウを生かして、センターの発展に寄与したいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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公益財団法人JKA競輪補助事業完了のお知らせ

 このたび公益財団法人JKA様から、平成24年度競輪補助金の交付を受けて、下記の事業を完了いたしました。ここに事業完了のご報告を申し上げますとともに、公益財団法人JKA様をはじめ、ご協力を賜りました関係者の皆さま、会場にご来場いただいた皆さまに深く感謝申し上げます。

一.事業名 平成24年度障害を持つ人が幸せに暮らせる社会を作る活動補助事業
一.事業内容 専門点訳者養成講座と講演会、視覚障害音楽家による啓発コンサート「競い合い、助け合う コンサート2012」の開催。東京・杉並区内にて養成講座の開講(5講座、全10回)と、開講式を兼ねた講演会(講師:エッセイスト・三宮麻由子、和太鼓奏者・片岡亮太)を実施。閉講式として綱川泰典(フルーティスト)、橋本夏季(声楽家)ら若い視覚障害音楽家ほかを招き、同区内・西荻地域区民センター勤労福祉会館ホールにて演奏会を実施。視覚障害音楽家に対する理解と支援を呼び掛けた。
一.事業総額 1,774,701円
一.補助金額 1,311,277円
一.実施場所 東京都杉並区
一.完了年月日 平成24年12月18日

社会福祉法人 視覚障害者支援総合センター
理事長 高橋 實

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就労継続支援B型施設/特定相談支援 チャレンジに関して

チャレンジ 施設長 高橋 和哉

 今年度から、特定相談支援事業を始めます。この事業は、介護事業の障害者版といわれています。介護事業は、ケアマネジャーがサービス計画を作成しなければ、本人はサービスを受けることが出来ません。それと同じような仕組みで、障害者もサービス利用計画を作らないと様々なサービスを受けることが出来ません。この制度は、賛否両論あります。
 人的資源が存在し、初期投資の必要もなく国のお墨付きの事業でもありますので、安定した施設経営を目指して取り組んでいくつもりです。
 就労継続支援B型は、3年目を迎えます。事業計画は別に記述していますので、ここでは新しい試みを紹介させていただきます。
 この2年間、職場環境整備を熱心にやってきたつもりですが、結果が期待はずれに終わり、戸惑いを感じていました。僕としては、「環境を整える」「期待している」「頑張って、成績を上げる」という図式が頭にありました。しかし、よくよく考えると、職員4名(僕を除く)は、企業経験がありません。よって、「何のために環境を整えたのか?」という問いに対して、「環境が良くなって嬉しい!」で止まっていた気がします。数値目標やノルマ等を課されたことがないので、仕方ないのかもしれません。
 これまでは、ノルマもないので、工程さえも作りませんでした。よって、責任も生じません。多くの目指したことが「忙しいから、仕方ないね」の一言で、自然消滅していました。情けないですが、ぬるま湯の「福祉の世界」を地で行ってました。
 障害者福祉は、介護事業のようにマーケットが大きくないので、民間参入の可能性は低いですが、万一、民間が参入すれば、うちのような施設はいちころです。
 よって、今年度は3つのプロジェクトを立ち上げて、それぞれのプロジェクトにリーダーを任命し、責任を課すことにしました。(本業の施設職員であることは忘れずに)
 まず、リーダーの役割は、そのプロジェクト全ての責任を持つこと。その責任は、工程どおりにプロジェクトを進めることと、限られた予算内で遂行することです。

1.点図カレンダー  リーダー ?野 晴代
  例年より早く仕上げ、企業中心に売り込む。ノルマは7000部完売と適切な利用者作業期間の管理。
2.点字名刺  リーダー 松本 香
  ノルマは、新規50箇所(上半期20箇所・下半期30箇所)からの受注。
3.電子情報配信  リーダー 三好 明子
  ノルマは、50名の配信先獲得

 補足ですが、これらの3つの業務は、新しく始めたわけでもありません。また、状況はフォローの風が吹いていますので、無茶なノルマではないと思っています。次回のセンターだよりに進捗状況をそれぞれのリーダーから報告させます。
 チャレンジには、もう一つ大きな課題があります。それは相談支援の弱さです。私たちの仕事は、利用者それぞれに個別支援計画を作成し、その計画に沿って支援をすることで、これが本業と言えます。
 単一の視覚障害利用者が大部分を占めた過去のチャレンジには不要だった分野です。今は、様々な障害を受け入れているため、この分野での弱点が露呈しています。これは僕の責任も大きくて、個人の判断・知識・経験に大きく依存してしまい、共通の認識を持ち合えず、ノウハウをうまく伝えられない状況にあります。全ての利用者に、均質な良いサービスを提供できていないということです。
この弱点を補うために、4月から、須田 希(すだ のぞみ)さん(車椅子利用者)を雇用することにしました。
 彼女は、杉並障害者福祉会館運営協議会で相談支援員として勤務していましたが、平成24年度末に、協議会が解散することになり、余儀なく離職されました。業務のつながりがあったので、彼女の強みは良く理解していました。彼女の強みは、僕が持ち合わせていない相談支援の経験とそれをアウトプットする能力です。よって、彼女の力を借りて、組織全体の利用者サービス向上を図ろうと思っています。
 ワンランク上のチャレンジになることを目指して頑張ります。また、ここに記述したことは僕のノルマでもあります。今年度もよろしくお願いします。

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ユニバーサルアート展示会に行ってきました

チャレンジ 松本 香

 先日、チャレンジの利用者、ボランティアの方々と杉並区役所で行われていた、ユニバーサルアート展に行ってきました。この日は、午前でチャレンジの作業を終了し、午後からの見学となりました。
 今回も、チャレンジから荻窪駅までは徒歩で行き、丸の内線で南阿佐ヶ谷まで出かけていきました。日頃から運動不足がちなので、駅まで歩いて行くというのも利用者にとってはいい運動になると思っています。歩くペースはさまざまですが、手引きのボランティアの方々の手を借りて、各々で歩いて向かいました。
 区役所に到着後、2階の区民ギャラリーにて展示されていたアートをそれぞれで見ていきました。入口から魚や動物の模型があり、点字と音声ガイド付きで解説されていました。中に入ると、ヴィーナスの誕生やモナリザ等々、有名な絵画や模型が展示されていました。これにも音声ガイドの案内がついており、音声ガイドを聞きながら模型に触れ、「これは何かな?」といった具合に見学している利用者の様子が見受けられました。今までは、想像してもなかなかわかりづらかった物が、実際に手で触れてみることで、想像しやすかったという感想が得られました。
 ユニバーサルアート展は見える人にも楽しめるアートとのことで、模型の作り方等をうかがったり、目で見て触りながらも楽しめるアートに行った経験はなかったので、私自身にも貴重な時間になりました。いつもと違った場所に出かけることは、たとえ近場であっても、良いリフッレッシュになるのではないかと私は感じます。
 今回もチャレンジに協力してくださったボランティアの方々に、感謝いたします。また、レクリエーションができる機会を積極的に作っていきたいと思います。ありがとうございました。

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社会福祉法人視覚障害者支援総合センター 平成25年度事業計画
(平成25年4月1日〜平成26年3月31日まで)

1.月刊『視覚障害〜その研究と情報』の発行
299〜310までをこれまで同様、点字・墨字・DAISY・テープ・CD-R・Eメールの6媒体で発行する。

2.月刊『視覚障害』創刊300号記念会
1963年4月、『新時代』として創刊から来る5月300号を迎える。一層期待され、待たれる紙面作りを目指して、関係者と懇親の場を持つ。会場は6月8日(土)夕方、ホテルルートイン東京阿佐ヶ谷を押さえてある。

3.チャレンジ賞・サフラン賞の選考と贈呈式
第11回チャレンジ賞並びにサフラン賞の公募と選考を行ない、受賞者1名ずつを選び、来る6月8日午後、ホテルルートイン東京阿佐ヶ谷で贈呈式を行なう。

4.点訳者養成講座の開講
昨年からJKAの助成を受けて実施しているが、3月下旬にならないと通知が来ないため、講座数など具体的には決められないが、5講座と、点譜連と共催で行なう「邦楽」は何らかの形で実施したい。開講式は6月8日、ホテルルートイン東京阿佐ヶ谷で行なう。

5.「視覚障害公務員事例集」の出版
前年の「視覚障害公務員調査」に引き続き、全国生活協同組合連合会と全国労働者共催生活協同組合連合会より助成を受けて、「国家公務員・地方公務員・普通校教員」の事例集を取材して、点字と墨字で発行する。

6.コンサートの開催
JKAの助成を受けて行なっているが、3月下旬にしか内定が出ないため、具体的なことは決められないが、一応11月頃を予定している。しかし会場が4月でしか押さえられないので、9月21日を押さえ、10月は殆ど不可能な雰囲気にある。出演者も内定後交渉する。

7.広報などの受託
月3回ずつの杉並の点字とテープ・新宿の点字、杉並区議会の点字とテープ年5回。その他各種見積もり合わせには参加して収入増に繋げる。

8.学術専門書の点字化
事情の許される限りで学術専門書の点字化。また、既存の施設では手を染めないであろうタイムリーな活字書を出版する。

9.点字教科書の製作・発行
昨年から今年にかけて高校の情報処理、地理、地学の3教科に取り組んでいる。今年度は義務教育の著作本の入札は無く、26年度に小学部の著作本の入札が行なわれる予定。24年度から使用している中学の著作本で、センターが落札した国語と社会(地理)の中で、特に社会の巻割り・ページ数で400ページ強のものが出たりして、編集委員に「常識を超えた厚さ」という申し入れをして、漸く300ページ強になったということもあって、著作本入札に参加している五社(東点、日点、ヘレンケラー、日ラとセンター)が昨夏話し合いを持ち、4点について文科省と話し合った。その申し入れ書と議事録は以下の通りで、前向きで成果があったと思っている。

10.「表記辞典」の改定検討委員会の設置
点字の憲法と私が言っている『日本の点字表記法』の見直しをするか否かの検討が始まっている。そのため、センター発行の「表記辞典」も月1回委嘱した6人の学識経験者に内容の検討を依頼。その結果を踏まえて、今秋再版を計画している。本書は、1980年に出版したものを必要に応じて再版を続けている。

11.盲大生の学習支援
例年同様、メイスンと聖明・朝日奨学生の公募を行ない、メイスンは10人、聖明・朝日は若干名を聖明福祉協会に推薦する。ただ、みずほ福祉助成財団が今年度は公募を休止した。理由は公表されていないが、毎年応募された盲大生を選考し、奨学生として採用されながら、年間30万円を点訳ないしは朗読で使用しないため、財団に全額ないしはそれに近い額を返済する学生が増えてきていることから、その原因を検討するためと思われる。1986年、この世界では画期的とも言われ、大歓迎された制度だけに財団側の結論が注目される。

12.センターを支える会の充実・強化
センターを支える会あってのセンターと言っても過言では無い。センターと共に歩んだ支える会会員も高齢化でベテラン会員の退会者も増え、一時期の700人代を大きく割っている。職員の日々の努力で理解者を増やしていく。

13.各種団体への支援要請
月刊『視覚障害』への協賛や、センターが行なおうとする事業に対する助成などが定着するよう、私達が誠意を持ってお願いしていかなければならない。

14.「チャレンジ」の運営
これについては別紙を参照されたい。

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就労継続支援B型 チャレンジ 平成25年度事業計画

 「就労継続支援B型」へ移行して3年目になる。ようやく、継続的に最低ラインの利用者の確保が可能となった。今期は、これまでどおりの作業を確保しながら相談支援を含めた施設全体のサービス充実を図る。

1.他施設では受け入れない障害者を受け入れる。重点的に発達障害者に対応できるようにする。
2.職員のレベルアップを図り、それを実現する。
3.様々な利用者が楽しめる年間行事を立て、それを実行する。
4.点字に関わる利用者が、ここ数年で4名、点字出版施設に就職を果たした。しかし、チャレンジ内での存在感(工賃・人数)は、年々薄れている。よって、点字にかかわる作業を増やし、利用者を増やす。
5.「きょうされん」から脱会する。

チャレンジ主催 年間行事

4月
5月 レクリエーション(場所:未定)
6月
7月 健康診断
8月 テーブルマナー(八芳園)
9月
10月 レクリエーション(場所:未定)
11月
12月 クリスマス会
1月 防災訓練
2月
3月 防災訓練・健康診断

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特定相談支援 チャレンジ 平成25年度事業計画

 スタートの年であり、活動は控えめにする。自治体や他の作業所から、個人的に声がかかれば対応する。年間収入は50万円程度の予定。
 就労継続B型「チャレンジ」と効率的な職員の連携をとれば、近い将来、経営的も安定し、職員のレベルアップにも繋がるはずである。

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