『点字の履歴書――点字に関する12章』

『点字の履歴書』表紙

【著者】阿佐 博
【発行】2012年4月8日
【判型】A5判(225ページ)
【価格】
墨字:1,600円(税・送料別)
点字:全4巻 定価16,000円(価格差保障あり)

 日本における点字発達史揺籃期の姿、点字表記法の変遷、点字の市民権の拡大、さらには点訳ボランティアにいたるまで、80年間点字とともに歩んできた著者が綴る、まさに「点字の集大成」といえる1冊。点字の仕組みについても詳しく解説されているため、初心者から指導者まで、点字学習のテキストとしても使用でき、おすすめです。

お申し込みはセンターまでFAX、メール、もしくはお電話で。
TEL 03−5310−5051
FAX 03−5310−5053
mail@siencenter.or.jp

目次

第1章 点字以前

1.ヨーロッパの塙保己一
2.サンダーソンの計算盤
3.バランタン・アウイの凸字
4.ムーンタイプ
5.ボストンタイプ
6.クラインの針文字
7.針線凸字
8.結び文字
9.楽善会
10.葛原勾当日記

第2章 点字の開発

1.点字の誕生
2.ルイ・ブライユの生涯
3.点字のふるさとを訪ねて

第3章 英語点字の統一

1.アーミテージの業績
2.ニューヨークポイント
3.点字戦争
4.英語点字の統一

第4章 点字の翻案

1.手島精一と目賀田種太郎
2.出会い
3.3つの原案
4.点字選定会議
5.拗音の完成
6.6字の名号

第5章 点字の実際

1.仮名文字文化
2.点字の仕組み
3.点字の仮名遣い
4.数字および数を含む言葉
5.アルファベットを含む言葉
6.点字の分かち書き

第6章 分かち書きの原則

1.言葉の階層構造と点字
2.分かち書きの必要性
3.具体例
4.簡便な文節判断法
5.助詞と助動詞
6.文節の形
7.文節の役割
8.形式名詞
9.補助用言
10.連用修飾節と用言
11.接頭語、接尾語、造語要素
12.複合名詞の切れ続き
13.漢字の表意性と表音性

第7章 点字表記の変遷

1.中村京太郎と表音表記
2.表音表記への流れ
3.3つの点字規則
4.1枚の資料を求めて
5.日本点字研究会成立の背景
6.日本点字研究会の成立
7.『点字文法』
8.『点字文法』に込められた願い
9.全日盲研と日盲社協
10.日本点字委員会の発足
11.日点委の性格
12.『日本点字表記法(現代語篇)』の出版をめぐって
13.近畿点字研究会の発足
14.表記法改訂を目指して
15.『日本点字表記法1990年版』
16.『日本点字表記法2001年版』
17.その他の点字表記

第8章 点字の触読

1.感覚機能
2.感覚の種類
3.皮膚感覚
4.触圧覚
5.点字触読のメカニズム
6.点の高さ (1つの実験)
7.片手読みと両手読み
8.文字読みから文節読みへ
9.点字の読み速度
10.私の点字触読指導法

第9章 点字図書館

1.点字図書館とは
2.日本点字図書館の創立者 本間一夫
3.点訳奉仕運動
4.点訳奉仕運動の広がり
5.増加する点字図書館
6.日本点字図書館の歩み
7.点字図書館の先駆
8.全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)

第10章 戦前における点字の出版事業

1.ホールと仲村豊次郎
2.我が国最初の点字印刷
3.米国聖書会社
4.桜 雲 会
5.ブライユ社
6.点字週刊新聞「あけぼの」
7.山岡熊次の国語教科書
8.川越源治と大貫伊太郎
9.再び「あけぼの」
10.雑誌「信光」
11.光の家
12.「ひかりの園」
13.小浜伊次郎と中学講義録
14.伊達勝芳と江村悌三
15.弘誓社
16.日本点字社
17.大阪点字毎日
18.点字東洋日刊新聞
19.日本ライトハウス
20.斎藤武弥と夫人百合の働き
21.東京点字出版所
22.平井点字社
23.点字聖書の出版
24.我が国における点字出版の特徴
25.東京ヘレン・ケラー協会 点字出版局

第11章 点字の市民権の拡大

1.点字による盲教育の発展
2.点字投票
3.大学の門戸開放
4.各種の資格試験
5.点字技能師
6.暮らしの中の点字
7.街に見られる点字
8.点字JIS規格

第12章 点訳奉仕運動

1.代表的ボランティア活動
2.アメリカの点字図書館を見学して
3.点訳ボランティアを志す人々


[出版物のご案内へ戻る][ホームページへ戻る]